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自分にとって一番の敵は自分なのかもしれない…

なんで自分がここまでメンタルに不調をきたしていたのか…についてここ1週間ほどずっと考えていた。

昨年度末~今年度にかけて、ずっと何かがおかしかった。
正常な判断ができておらず、自分の中でモヤモヤや不安が蓄積し続けていた。
自分はそれをある感情のせいであると思っていたが、根本の原因はそれではなかったと考える。

今まで蓄積してきた「劣等感」であったと今は考えている。
福祉の仕事を長く続けていく中で、助けられた人と助けることができなかった人の割合は良くて2:8程度である。
つながりが今でもできている人もいれば、完全に切れてしまった人もいる。

仕方がないと思いつつも、心のどこかでずっと引っ張ってしまっていたのだろう。
これが自分の中の大きな劣等感へと変化していたと思う。

今回はそのずっと蓄積しつづけた劣等感が自分にとって強烈な縛りになっていたように思う。
タイミングがとても悪かった。自分でいろいろ整理する前、自覚する前に、ある人の言葉で、感情と共に引きずり出されてしまった。
これが昨年度末~今年度に入った時期に起こり、自分の中の軸に大きな狂いを生じさせることになったと思う。

感情が乗っかっている分、冷静さを保つことは難しく、あの時点で修正することは不可能だったなと今は思う。

劣等感に縛られているからこそ、視野は狭くなり、不安は大きくなる。きっかけづくりの行動を起こすことが難しくなり、悪循環に突入する。

自分が向き合っていたのは、「人」ではなく自分の「劣等感」であり、この状況で何かうまくことを動かすことなんてできるわけがなかった。
何の対策もなく、感情に任せて劣等感と向き合ってしまったため、自分で自分の傷をえぐることになり、落ち着いた今でもそれが心を乱してくることがある。
ある感情を向けた相手を自分の劣等感の「入れ物」にしてしまった感はある。ある意味で相手の人権を無視していたことになる。やってはいけないことをやってしまった。

全て相手の行動の責任にして、怒りや憎しみですべて流してしまえば楽なのかもしれない。だけどそれをやってしまったら、自分は二度と人と向き合えなくなるとわかっているため、絶対にしたくない。

初心にかえるのも、昔の自分と今の自分とでうまくバランスをとって行動していこうとするのも人と向き合えなくなることを回避するため。

蓄積した劣等感と向き合うのはとても厳しい。
しかし、これをしないことには自分自身、毒親やモラハラをする人と同じ属性を持ってしまうと思う。
そういった人達を相手にしていくためには、厳しくても向き合って対処していく必要がある。
無力感や後悔、悔しさを感じた時、自分はどうやってそれを対処してきたか一つ一つかみ砕いていく必要がある。
これまでの無力感、後悔、悔しさの集合体が今回、劣等感という形で自分に表れてきている。
自分の場合は、感情を消す、感じないようにする、流すではなく、真正面から受け止めていく必要がある気がする。そのために「熱さ」が今一度必要であり、そういった環境を自分が欲している。

家庭環境が悪く、精神的に不調をきたしてしまう人は、悪い状況の中でも生きられるように脳が「変化」しているとも言える。結果それが「疾患」「病気」という扱いを受けることもある。
変化前に戻ることは通常あまりない。ただ、変化前に戻ることが正解というわけでもない。
変化したからこそ、居心地の良さ、居場所をどこに見出すかはその人にしかわからない、他の人にはわからない面がある。
この点をもう一度しっかり認識しないとダメだ。
自身の劣等感と向き合うためにも絶対に必要だし、今後のソーシャルワークでも必須になる。
今よりも数年前のほうが理解できてたな。蓄積された劣等感が理解から遠ざけていた気がする。

やはり初心に返ることは効果的だと思える。

確実に心が弱くなってる。かつてのようにゴリゴリ進めていくことはもはやできない。
でも弱くなっているのであれば弱くなったなりの戦い方をすれば良い。
心の弱さを武器にすることはできないかもしれないけど、弱点にする必要もない。
心が強い人間から弱い人間に属性が変わっただけと考え、そこから見えてくる違いをしっかり自分の中に落とし込む。そうすることで心が強い人間が取れない戦法を取ることができるかもしれない。

今回のメンタル不調はマイナスではない。
大切な感情を自分で再認識することができた点はすごく大きなプラスであるし、自分が今どういう状況なのかと向き合うきっかけにもなった。
今回の一件がなかったら、気づくのが数年遅れていたと思うし、さらにキツイ状況になっていたかもしれない。

多くの人の信頼を失い、味方も多く去っていった。
だけど、見方を変えると、今残っている人・環境はすべて切り札であり、状況を大きく好転させられる可能性を持っていることになる。
反省はしっかりしなければいけないが、今ある切り札を失うわけにはいかない。
だからこそ、前に進もうと思う。
十分後悔したし、下を向き続けた。
もう下を向いている、後ろを振り返っている場合ではない。


今回の一件については、一旦これで決着としたい。


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