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【茨城県県北地域の頑張る若手経営者】糀や 菊池商店(第1回:家業継承編)

〇糀や 菊池商店

 茨城県大子町で米糀を造り続けて200年以上。手造りされる米糀や味噌は、昔ながらの方法で丁寧に造られ、添加物は一切使用しない。

〇第1回:家業継承編
「糀や 菊池商店」について、3回(家業継承編、強み編、商品編)シリーズでご紹介します。
 
 六代目である菊池良仁さんは、高校卒業後、調理師専門学校に通い、一旦就職した後に家業を継ぎました。
 
 子どもの頃から料理や味噌造りに興味があり、自ら「自分が家業を継ぐ。」と宣言していたそうです。
 
 ずっと米糀や味噌造りを手伝い、造るのを見てきたので、スムーズに家業を継ぐことができたとのこと。
 
 米糀や味噌を造る工程では、気温や湿度などに応じて、細かくその場で調整をする必要があり、今でも、そこが難しいと菊池さんは語る。

※ 3年熟成味噌はイベントなどで限定販売

師匠でもある祖母や母親から、今でもその調整ノウハウを学び、伝統の味をしっかり守るという使命感をもって商品造りに取り組んでいます。
 
 家業を継いだ頃は、生産量をどんどん増やそうと考えた時期もあったそうですが、祖母や母と一緒に米糀や味噌を造る中で、お客さんの信頼に応えながら1つ1つを慎重に進める大切さを学んだという。
 
かまど炊きや木桶を使った無添加の味噌などの手造りの味が求められていることもお客さんから教えてもらったとのこと。

これからは、家業や伝統を守りつつも、少しずつ新たなことにもチャレンジしていきたいとキラキラした目で菊池さんは語ってくれた。

<糀や 菊池商店>
 〒319-3555 茨城県大子町下野宮765
 TEL・FAX 0295-72-4008
 営業時間 8:00~19:00(訪問時は要問合せ)