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過去記事まとめ「国際バカロレアの神髄はディプロマプログラム」「国際バカロレアの45点満点、今年と来年は厳しい」「本当にインター校でいいの?」

国際バカロレアの神髄はディプロマプログラム

国際バカロレア(インターナショナルバカロレア)には、小学生相当用プログラム、中学生相当用のプログラム、そしてその次の国際バカロレアの最終プログラム・ディプロマプログラムがあります。

このディプロマプログラム、2年間のプログラムです。

普通は後半の1年間だけ受けるとうことはできません。また、卒業する為に必要な要件を満たして、初めてディプロマ取得となります。

ディプロマの最高点は45点満点です。

科目は選択制ですが、学校の規模が小さい場合、つまり国際バカロレアのディプロマプログラムの生徒人数が少ない場合は、先生も少なく、つまり教えられる科目も少なくなります。その結果、その学校で選択できる科目も少なくなります。

高校によっては理系大学進学を目指す為に必要と言われる科目が選択できないこともありますから、進学前に質問してはっきりとしましょう。

全ての科目を英語で勉強するのが通常の普通の国際バカロレア・ディプロマプログラムですが、日本語で勉強する日本語ディプロマプログラムを提供している学校もあります。日本語ディプロマプログラムでも、英語は必須ですから、結局英検1級レベルに育ち卒業していきます。

国際バカロレアは一種の教育方法なので、海外進学用とか、エリート教育ということではありません。これは、アメリカの公立校での国際バカロレアプログラムを検索していただければ分かります。

しかし、国際バカロレアで教えることができる資格をもった先生を雇用するとか、研修とか、教師の確保は大変です。また、教育内容から少人数制になるため、場所の確保と人件費などから授業料が高額になる傾向にあります。

同時に海外ではインター校での国際バカロレアコースが多く、イメージとしてもエリートだとか高額だとか言われてしまいます。

各地の公立校で国際バカロレアコースを開講しているところがじわじわと増えています。そういう学校では普通の公立校とほぼ同じ教育費です。

国際バカロレアは詰め込み式ではないと言われますが、やはり記憶は必要です。

日常的に課題・宿題がだされ、レポートや小論文を書く必要があります。また、定期的に自主的に選んだ研究を行い、その発表を行うことがあります。必然的に高校生での発表は大学生レベルとなり、発表の形式やレポート・小論文の書き方など、大学生のものと同じです。

そういった方法を小学生のころから教えられますから、卒業して大学に行くと課題やレポートの内容ですぐに高評価を得られます。

日本には予定校も含めて200校あると言われますが、まだまだ人気に対して不足しています。

国際バカロレア校だけではなく、日本、特に東京では全科目を英語で学べる英語コースの中高が少なく、帰国子女がそのまま英語で勉強をしていける学校はインター校に限られます。つまり一条校ではないので、選択肢としては難しい状況です。

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