今の自分の試みを 《ひとつの実験》 として、自らの 《生き方の創造》 をし、 《伝説をつくる》 くらいの気持ちでいると、新しい挑戦が圧倒的に面白くなる (大変な状況のなかでの暮らしのヒント)

ひとつの実験+生き方の創造+伝説をつくる


今日紹介するのは、《ひとつの実験》、《生き方の創造》、《伝説をつくる》の3つです。

今、大きく変化した新しい状況になんとかついていこうと、自分を状況に合わせることが増えています

この新しい状況に適応して、なんとかやっていく。

そうしてがんばればがんばるほど、ますます状況依存になり、自分の主体性は削がれていってしまいます。

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そこで、新しい状況に対して、リアクティブに(状況に合わせて)対応するだけではなく、変化の波に乗ってプロアクティブ(前のめりで積極的)に行動し、「自分が新しいモデル・ケースになる!」というくらいの気持ちで前進・開拓・先導していきます。


まず、自分の新しく取る行動・活動を、《ひとつの実験》だと捉えてみます。

どうなるかわからないことも、「実験」だと思えば、思った通りにうまくできなくたって、失敗したって、そのことを知ること自体に価値があります

実験というのは、仮説をもって臨み、それが成り立つことを期待しますが、もしその仮説が間違っているという結果になったとしても、そのこともひとつの重要な知見なのです。

「今、自分は《ひとつの実験》をしているのだ」と思うことで、思い切ったことにも挑戦しやすくなります。


しかも、今、私たちは、仕事や生活の小さな変化ではなく、《生き方の創造》とでも言うべき大きな変革が求められている節目の時期にいます。

ここで、今を乗り越えながら未来に向かう「自分の生き方」をつくるということは、自分の人生を切り拓き、それを生きるということに他なりません。

そして、そのことは、今後、誰かに何かを語ったり、教えたりする時に大きな影響をもたらします。

今の状況で何も新しい変化を生み出さず、変わらなかった人が、今後「クリエイティブ」や「イノベーション」、「自分らしく生きる」ということに語ることはできないでしょう。

語ったとしても、聴いている人は、言葉だけの表面的な印象を受け、違和感も感じることになるでしょう。

逆に、この状況でいろいろな実験や挑戦をし、新しいことを生み出し、自らも変わっていった人は、今後、そのことを熱く語ることができ、多くの人がその経験談やメッセージに耳を傾けることになるでしょう。

生き方の創造》をすることは、自らの生き方をつくるだけでなく、今後、自分が発信することの前提の基盤となるのです。


さらに、どうせ実験し、創造するなら、《伝説をつくる》つもりで、本腰を入れて取り組むようにするとよいでしょう。

今の状況での自分の実験や挑戦、生み出したものが「伝説」として語り継がれる

そのくらいのものにしようと、がんばるわけです。

もちろん、実際に「伝説」になるかどうかは自分で決められるものではありません。

しかし、「伝説」になるくらいのすごみやインパクトというものは、取り組んでいるときから自分も感じられるものですし、それを込めることもできます


このように、自分のやることを《ひとつの実験》として捉え、自らの《生き方の創造》をし、《伝説をつくる》つもりで取り組んでいきます。

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そうすると、今を、状況にただ対応して後手後手になってしまうのではなく、自分の人生にとって大きな意味のある前向きな時期にすることができます。

現在は、新型コロナウィルスの影響で、予定していたようには物事が進まなくなり、これまで築き上げてきたものが崩れてしまったり、壊れてしまったりしそうな危機的な状況です。

そういう状況でも、人は、強く前に進むことができます

そういう状況でこそ、人の力強さが発揮されます

後から振り返った時に、この時期はただの「辛い苦難の時代」だっと思うのか、「この時があったから、今の自分がある」と思える時期になるのか。

その答えは、自分次第なのです。

ひとつの実験+生き方の創造+伝説をつくる

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今回紹介した《ひとつの実験》は、「日々の世界のつくりかた:自分らしく子育てしながら働くためのヒント」に収録されているもので、もともとは、子育てと仕事の両立の実験をしていると捉えてみよう、というものでした。

生き方の創造》は、『プレゼンテーション・パターン:創造を誘発する表現のヒント』の最後のパターンで、もともとは、プレゼンテーションにはその人の生き様が反映されるので、プレゼンをつくるだけでなく、自分の生き方そのものもつくっていこう、というものでした。

伝説をつくる》は、「コラボレーション・パターン:創造的コラボレーションのパターン・ランゲージ」の最初の方に収録されている究極のパターンで、取り組むプロジェクトを伝説的なものにするくらいの意気込みが大切だ、というものでした。


今の状況では、生活・仕事をなんとか回して、維持していくことで精一杯だというのが、実際のところでしょう。

それ以上のことをするのは、無理だと。

でも、そういう状況では、心身ともに消耗し、疲弊していってしまいます。

こんな時こそ、志は高く、自分の人生をつくっていくという意志を強く持つことで、自らを奮い立たせ、この難局を乗り越えていけるのです。

一歩ずつ、一歩ずつ

どうせなら、力強い、魅力的な歩みにしていきましょう!


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