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►六月の符号

各詩の解説的な<符号>がどういったものかは以下の記事に綴っている。

大抵の場合に於いて、自己で疑問を生み、自己で思考を試み、自己で落としどころを探し出す。
ほとんど内部処理されるそれらは、あまり外部に向けられることはない。
しかし今月の詩には偶然にも、いずれも「内」と「外」という明確な線引きのなされたものが多いように感じる。
「個人」と「他人」、「生命」と「世界」、「内面」と「外面」など。
どこにでも存在し得る表裏の探索は、常に何らかの発見があり、いつまでも飽きが来ることはない。

さっそく、今月の詩の端緒を記していきたい。

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