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第8回 PowerPoint チャート(縦棒グラフ)

第8回からはグラフについて書きます。

グラフはたくさん種類があるので、4パートに分けて書こうと思います。
パート1:縦棒グラフ
パート2:横棒グラフ
パート3:折れ線グラフ
パート4:円グラフ
パート5:その他のグラフ

なお、ここでは作り方ではなく、使い方について説明する予定です。作り方は、Excel編で書こうと思います。

グラフの全体像と今回のパート

今回はパート1と言うことで、縦棒グラフについて説明します。

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縦棒グラフ

まずは、縦棒グラフについて説明します。縦棒グラフは、ある項目の量を比較するために主に使われます。例えば、商品別の売上高やセグメント人数などです。

シンプルなグラフだからこそ、使う時には細かい点に注意したいグラフでもあります。基本的なフォーマットを紹介します。

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特に気を付けたいのは色です。単純なデータを見せるだけであれば、同じ色で良いですが、強調したいデータがある場合には、1つだけ違う色にすることをお勧めします。

縦棒グラフの種類

使用頻度の高い縦棒グラフを紹介します。
・積み上げ棒グラフ:量×構成比
・複合グラフ:量×割合
・ウォーターフォールグラフ:量×構成比
・パレート図:量×割合

積み上げ棒グラフ

量と構成比を比較するグラフです。連続しているデータが存在している場合に使えます。売上構成の変化などをみる時に使います。

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複合グラフ(2軸グラフ)

量と割合を比較するグラフです。関連性のある、単位の異なるデータがある場合に使えます。売上高と利益率の変化などをみる時に使います。

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ウォーターフォールグラフ

量の構成要素を分解したグラフです。データの中身をみるグラフとも言えますね。構成要素それぞれのデータがある場合に使えます。営業利益を構成する各事業所の売上高や、コスト構成などをみる時に使います。(参考例は、コスト構成を表しています。)

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パレート図

量と割合を表すグラフです。パレートの法則(20:80の法則)が働いているかどうかを確認するグラフとも言えます。総量と構成要素のデータがあれば使えます。

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ちなみに、これを企業ベースで並べて分析するのがABC分析と呼ばれるものです。

まとめ

縦棒グラフの特徴と4種類のグラフを紹介してきました。縦棒グラフは量を表すグラフであり、一般的に量を比較するために使います。

また、構成や割合と掛け合わせて使うことで、より伝えたいメッセージを表すことができます。一番応用がきくグラフだと思いますので、基本を押さえ使いこなせるようになりましょう。

今回は以上となります。
第8回は横棒グラフについて説明します。

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