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ある時、私は夢を現実にしていたらしいと気が付いた。

子どもの頃見たドラマで、とても印象に残っているものがある。
ある腕のいい料理人さんが廃れた宿にふらっとやってきて飛び切りの料理を作る。そのおかげで宿の評判は上がり、繁盛するというストーリーだったと思う。
宿が立ち直ったのを確認してその料理人さんは違う土地へ行く。

私は、その料理人さんに憧れた。
憧れポイントは、
自分と料理道具の自前の包丁だけ持って、旅をする身軽さ
旅先で、困っている人を助けて喜ばれる
どこでも何とかしていける器用さ

こういうところに憧れた。
自分もそうなりたいと思った。

それから時がたち、料理人さんに憧れたことも忘れていった。

仕事をするようになり、ふとそのドラマのことを思い出した。
自分が憧れていたことも思い出した。
「自分はそうなってない」と思った途端、
「いや、なってる」と考え直した。

薬剤師免許があれば、今のところ日本全国で仕事を見つけることはできる。
話を伺うと、患者さんに喜んでもらえることもある。

料理人になってないけど、子どもの頃に憧れたことを自分はしていた。
全然気が付いてなかった。
引き寄せてる!!

これは、ドラマのようなストーリーをたどれば自分の”夢が叶った”と簡単に分かったと思う。
自分が思っていたのと別物だったから気が付かなかった。

これで、想ったのはゴールは一つでも、途中の過程はたくさんあるということ。
最初から決めこまない方が良い。

「これがああなって、次には何があって」
こうやってストーリー展開を決めこむと、
思った通りにならない時には気落ちする。
諦めやすくなる。
そんなのもったいない。

思った通りのストーリーでなくても、
上手くいっている途中かも知れないのに。

目標を決めたら、目の前のことに集中して行動すればいいのかも。

今のところ
「そういうことか」
と理解している。

思い返してみれば、誰もが引き寄せているのかもしれない。
ただ、
時間がかかって、
シナリオ通りになってないから、気が付いてないだけかも。


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