世界の中心から叫んだ愛は世界の果てまで届くのか/ヒゲダン配信ライブ感想とか
日記です。
ヒゲダン。オンラインライブ。よかったですね~!!!
オンラインでしかできない演出とかもいっぱいあって、それでいてライブオリジナルアレンジとかも盛りだくさん!
私はヒゲダンのライブに行ったことは今までなかったんですけど、今回が初めてのライブ参加で本当によかったと思います。
……で、ここからが本題です。
「オンラインライブ配信は、彼らの歌声をどこまで響かせたのか?」
これが今回考える、答えのない話。
◆そもそもライブ配信とは
最近、コロナ禍の影響で各アーティストがコンサートの中止・延期の判断をせざるをえない状況になっていました。
そして、それに反発するように、「オンラインライブ配信」が様々なアーティストによって行われています。
ここでいう「オンラインライブ配信」っていうのは、「生配信による、お客がそれぞれ自分の望む場所で鑑賞できるライブ形態」のことを指すことにしますね。
これは最近ほんとうに様々なアーティストの方が行っています。桑田佳祐さんや、我らが星野源、そしてOfficial髭男dismなど。
◆ライブは世界を包む
で、ですね。これが行われることによって何が起こったかっていうと、当然ながら「『ライブ』が『世界各地』に散らばった」んですよ。すなわち「ライブのエントロピーが最大になった」ということです。
※「エントロピー」についてはこの日記をご覧ください。
「ライブのエントロピーが最大になる」と、世界はどうなると思います?
はい。「世界はライブで溢れかえる」んですね。当然のことながら。
今までせいぜいドームいっぱいの器に収まっていた「ライブ」という現象が、翼を得て世界へと飛び立つ。
これが「オンラインライブ配信」がもたらしたものなわけです。
Official髭男dism、いや、すべてのアーティストたちの歌声は、世界へと羽ばたくのです。
これ、何かを思い出しませんか?
……。
はい、そうですね。
マクロスです。
◆宇宙の果てまで届く歌声
「え?なに?急にわかんない話するな」となってしまったあなたのために説明します。
マクロスというのは、アニメのことです。基本的には宇宙を舞台にしたSFロボットアニメなんですが、男女の三角関係が大きくフィーチャーされてることでも有名ですね。
で、そんなマクロスにはもう一つ重要なテーマがあります。
それが歌です。
マクロスの世界では歌がとても強い力を持っていて、戦闘機に乗っていてもキャラクターは歌いますし、むしろ歌によって戦いが勝利に導かれる…なんてことも多々あります。
で、ここでひとつ不思議なことがあるんですよ。
たとえば『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』という映画では、ヒロインであるリン・ミンメイが歌を歌って敵を感動させる……という場面があるのですが、これ、おかしいんですよ。
歌ってるのは宇宙空間なので、空気がない。
つまり、ミンメイの歌声が敵に届くなんてことはありえないんです。
でも、ミンメイの歌声は、敵に届いている。
この理由、あなたにはわかりますか?
私にはわかります。
……かつて、『スター・ウォーズ』を撮ったジョージ・ルーカスは、「宇宙では音が聞こえないはずなのに『スター・ウォーズ』では鳴っている。これはどう考えてもおかしい」というようなことを言われたとき、こう返したらしいです。
「私の宇宙では鳴るんだよ」と。
つまり、リン・ミンメイの歌声が宇宙に響いたのも同じ理由です。
そう。ロマンです。
歌声を宇宙に響かせたいというロマンが、彼女を『銀河の歌姫』と呼ばしめるまでの存在にさせたのです。
そう。
この日記で言いたいことの結論はお分かりですね。
「世界」に響いた歌声が、「宇宙」に響かない道理がないですよね。
ひとが「音楽を響かせたい」という欲望を絶やさない限り。ロマンを絶やさない限り。
いつかはOfficial髭男dismの歌声が宇宙に響くでしょう。
………。
そんなふうに、私をポジティブにさせてくれるライブでした。ヒゲダンのライブは。
よかった~。
オススメの曲です。よろしくね。
おわり
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