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置き去りにした自分に会いに

娘の風邪

娘が一週間ほど風邪を引いていた。
症状の見極めとアップダウンに振り回される最初の2、3日、長引き始めてこれはまずいぞとお手当に力を入れた5、6日目、そして疲れて、もう勝手に引く時は引くやろ~と手放した7日目の夜、すーーーっと熱は引いていきましたとさ。受け入れて手放す、どんなことでもそこが大事なんだとまた知らされた一週間。それにしても熱でぼーっとした子どもは可愛い。可哀想と可愛いは似ている時がある。

ふと襲う寂寥感

そんなこんなで落ち着いた昨日。
なんだかお腹のあたりが物寂しい。空腹なわけではない。
うーん、と思って、そのちょっと痛いような、泣きたいような感じを静かに感じてみた。なかなか出てこなかったのだけど、ふと、父親のことが出てきた。
幼い頃、離婚して出ていった父親に、「行かないで」と泣いて止めることができなかった。母にも、何も言えなかった。そのまま成長して父親がいないのは当たり前だったので、特に辛いとも思わず、そんな感情はないものだと思ってた。最近まで。

置き去りにした子

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