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異邦黙示録 HANOICITY OF THE DEADの話

「ガッチャ……!」
※有り合わせの物で自作したネイルガンを構えながら

……はい、唐突な平野コータ(出オチ)から始まりましたが、
どうか寛大な気持ちで最後まで読んで頂けると幸いです。
このシーンがたまらなく好きでぶっこんだだけですので何卒ご容赦を。

え?今回は一体何の話かって?ゾンビに関する話だよ。
未知のウィルスやら細菌やらの作用で生きる屍と化し、それが爆発的に拡散することで未曾有のパンデミックを引き起こす奴らは、今日においてマンガやアニメに映画etcとその手の作品は今なお増え続けている。
またその生態的特徴も作品毎に違いが見られ、ウォーキングするだけのデッドランニングできるデッド、噛み付きは当然として引っ掻き攻撃にも当たり判定があったり、そもそも体液が傷口や皮膚の弱い部分に触れるだけで感染するやつ、視覚と引き換えに聴覚や嗅覚が異常発達していたり、身体構造そのものに突然変異を引き起こし特異な力を持ったり……実に様々である。

……いや、そもそもどうしてこんな話を書き始めたかというと、先日とあるハノイ在住の元陸自三曹殿対ゾンビ生存戦略について真面目に語らう機会があったからに他ならない。
氏は元々洋画(ゾンビもの含む)やマンガ(ゾンビもの含む)やFPSゲーム(ゾンビもの含む)が好きなようで、彼自身の職歴も相まって『もし現実にゾンビパンデミックが発生したら』という仮定の元で、それはもう有意義な話ができた。

……が、しかし!
我々はこの時、日本国内(特に首都圏)にいた場合を想定しており、不覚にも肝心のハノイ編をやる前に別の話(好きな銃器とか)に移行してしまったのだ。
※ちなみに好きな銃器の話もどっかで需要があるだろうからいずれ別途記事にしたい。

~HANOICITY OF THE DEAD~

○前提条件
発生日時:平日の日中
開始場所:職場(ハノイ市内のオフィスビル)
難易度:以下4通りから選択。迷ったらとりあえずEasy。
 Easy     :ゾンビ走りなし、噛み感染、能力変化無し
     水道/電気不安定
 Normal:ゾンビ走りなし、噛み&引っ掻き感染、視力衰退、聴力嗅覚発達
     水道/電気は状況開始後7日以内に断線、通信回線不安定
 Hard    :ゾンビ走りあり、体液感染、視力なし、聴力嗅覚筋力発達
     水道/電気は状況開始後3日以内、通信回線は7日以内に断線
 Lunatic:ゾンビ走りあり、体液感染、視力衰退、聴覚嗅覚筋力異常発達、
     特殊個体出現
     水道/電気/通信回線は状況開始後3日以内に断線

Chapter#1 脱出(1日目~)
まずは発生直後。安全を確保しつつ、スタート地点からの脱出を図る。

そもそも何故脱出するのか?
安全上の問題は言うまでもないが、それ以上に生活インフラがそれなりに整えられる場所を確保し、かつ食料品及び調理手段の確保が現段階での生存戦略における最大のテーマだからである。そして大抵の場合、それは自分の普段勤める会社の事務所ではないはずなのだ。

故に、最優先で入手すべきなのは護身用の近接武器。打撃系統でリーチのあるものが望ましい。例としては掃除用モップの柄、消化器、ゴルフクラブなどが挙げられる。
他にも食料品や医薬品なども確保しておくに越したことはないが、物資の調達は拠点を持つまでは必要最低限に留めるように。荷物が増えたせいで行動が阻害されては元も子もないからだ。
また、この段階で銃器が手に入ることはそうそう滅多に無いだろうが、もし仮に入手できたとしても持ち運びや取り扱いは慎重に。具体的にはハンドガン以外の即実践使用は厳禁。ほとんどの日本人にとって馴染みのない、未知の道具だということを決して忘れてはいけない。

Chapter#2 拠点(1~3日目)
最低限の安全を確保でき次第、拠点の確保に移る。

自宅が近くにあるならば当然自宅を目指すに越したことはないし、友人の家があるならばそちらでも良い。比較的大きなレジデンスがあるならば所謂バリケードを構築することで拠点化できるだろう。
とにかく!1~2日目のパニックを安全に過ごすためのセーブポイントを仮でもいいので可及的速やかに確保しなければ、心身共に休まる暇もない非常に困難な戦いになってしまう。

併せて、より良い護身用の武器や食料品・医薬品等もこの段階で無理なく入手可能ならば取りにいっても構わない。

Chapter#3 調達(2~7日目)
生活体制を徐々に構築・改善し続けていく。

仮でもいいので拠点を確保できたら、いよいよ本格的に物資調達及びそのための戦闘行動も意識した立ち回りを考えなければいけない。

先んじて、これまでは単独行動を取っていた者でも今後は仲間を探しチームを編成することを心がけたい。探索と戦闘の両面において安全性、作業性、効率性全てが単独行動よりも遥かに向上する。

○食料・生活必需品について
コンビニやスーパーマーケットはもちろんだが、日本よりも個人商店や市場などの割合が多いため入手難度は実はそこまで高くない。主食だけでもComをはじめPho, Bun, Myなどの乾麺による炭水化物の摂取が容易ではあるが、その反面で料理用水及び火の確保が必要となる。また各種ビタミン・ミネラル類に対してもスキムミルクが普及しており、アレルギー等の問題さえなければ日常的に摂取可能ではある。
そうなると、やはり問題は飲料・料理用水の確保であろうか。

○武器について
その場しのぎの物でいつまでも戦い抜くのは流石に無理があるため、常日頃から補修や改良は忘れずに行っていきたい。
可能であればDeLaThanh通りやHangCao通りなどの工具・資材系の調達が容易な地域で本格的に装備品事情を改善するのも吉。
釘バットでもスタンロッドでもいいが非戦闘時でも有用であるという点でお勧めできるのがシャベル。かの大戦時には円匙(えんぴ)とも呼ばれる軍用のそれが塹壕戦において散々使用されたくらいなのだから。

○拠点について
チーム人数や物資の調達状況にもよるが、手狭であったり保安上の問題から移転の必要がある場合には、なるべく周辺地域の下見・検証を踏まえた上で引越を決行すること。移転前より不便であったり危険性が伴うなんて事の無いように。

○インフラについて
想定するサバイバル難易度にもよるが、状況発生からしばらくすると電気や水道の供給状況が不安定になったり、場合によっては完全に停電ないし断水に陥ることも考えられる。
前項でも触れたが、やはり水資源が大きな問題となるのは間違いないだろう。電気に関しては火や電池で代用できる場面が少なからずあるし、いざとなればその辺のバイクを分解改造するなどしてガソリン発動機とすることも不可能ではないだろう。また情報通信の観点で言えば無線通信の活用が有効な選択肢として挙げられるか。

崩れた感情の果てに、何を見る?何がある?
崩れる風景を超えて、何を知る?何を聞く?

#雑記 #独り言 #妄想 #対ゾンビ生存戦略 #HOTD #OP曲は岸田教団

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