【難易度から自由になった学び】
アンクスーリングでは学びと成長を右肩上がりのようなイメージで見ていません。学び方はぐるぐるもあれば、ジャンプもあるようなイメージです。学ぶ本人が意欲があれば、大人が読むような本でも読みますし、小さな子ども向けの本も読みます。
アンスクーリングで大切にしているのは好奇心と意欲です。これを感じたところには、何かを学びたいという思いがあります。ですからたとえ年齢より小さな子ども向けの内容であっても、何かの学びと繋がっていると考えます。
逆にだいぶ年齢が上のような内容に興味を示したら、それも学びに繋がっていると考えます。予想としては難しすぎるだろうと感じても、それは学ぶ本人が何かを実現したいと思っているからやっていることなので、その様子を観察するだけです。やってみて出来ないこともあるかもしれませんが、自ら何かをしていることがすでに学びに繋がっているのです。
学年ごとに教科書に難しそうに書いてあると難しく感じますし、学年が上の方が高尚なことを学んでいるように思います。しかし、全てはシンプルな物からスタートしています。難しく感じるのは、実体験とかけ離れていることも理由としてあるでしょう。
割り算が出来ない大学生が話題になることがありますが、あの式は実体験とかけ離れていると私は思います。多くの大学生は、たとえば目の前にあるりんごを人数で均等に分けることが出来ますよね。割り算の計算式は別の言語(算数)で表すとこうなるということです。
ただ、こういう話をすると大学生をこども扱いしているかのように思われるかもしれません。それは、学年=難易度という考えに無意識に縛られているからだと思います。大切なのは学んでいることだとアンスクーリングは考えます。苦手意識を持つことが、学びからもっとも遠ざける方法です。
好奇心と意欲にもとづいて体験を通して楽しく学ぶ。それがアンスクーリングです。
「誰もが自分の経験、知恵、学びをシェアできる世の中に。」というビジョンを持って、学びの場を作りをする資金に使わせていただきます!