【ルールから自由になった学び】

アンスクーリングでは、壁に張り出されているようなルールはありません。アンスクーリングは暮らしの全てから、その場その場から学び、時と場合で変わるルールも学びと考えています。

例えば良い習慣を身につけようと学ぶ本人がルールを作るのは構いません。ですが、その良い習慣が、他の人にとっても良いものかはわかりません。

自分のルールで相手と接すると、上手くいかないこともあるでしょう。それを相手がルールを理解しないと考えるのと、相手が見ているルールが何かを考えるのとではかなり違います。

アンスクーリングでは、こどもが自由に使える時間がとても多いです。宿題などに追われることがありません。時間の使い方は学ぶ本人が決め、ルールは基本的にはありません。

「世の中のルールは変わった」と表現されることがありますが、世の中の大きな流れのルールが変わること以上に、暮らしの中のルールは常に変わっていると思います。同じ時代でも、コミュニティによって人々が暗黙的に他者に期待しているルールは変わります。もちろん人として共通していることもあります。

それを知るのにいいのは、遠いところに旅をすることでしょう。東西南北、都心、地方、海外など、自分が置かれている環境となるべく遠いところにいくと気付きをえやすいです。物理的にいけない時は、本や動画も気づきをくれると思いますし、オンラインで行ってみることもできます。先日、オンラインでミャンマーに初めて行ってきました。

固定されたルールで「いいこと」を強制的に教えるのではなく、暮らしの全てから学ぶことで、世の中の様々なルールに関する気付きを得る。それがアンスクーリングです。