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【”褒める”から自由になった学び】

もっと褒めた方がいい、褒めた方が自己肯定感が高まる、そういう話を聞いて久しいです。これに対して、褒めすぎはよくない、褒めないとやらなくなるという話もあります。どちらもある点において、そうだと言えるのではないかと思いますが、なぜ褒めるのかを考えてみると興味深いことが見えてくる気がします。

この二つの文章を比べてみてください。
「親がこどもを褒める」
「こどもが親を褒める」
どこかに違和感がありますか?

褒めるという言葉は、上から下に流れる言葉だということに気がつきましたでしょうか。褒めるとは、下の立場にいる人、この例でいうとこどもが受ける言葉です。無意識のうちに、褒めることを通して、こどもを下にしています。

アンスクーリングでは、こどもは一人の人として意思を持ち、自ら学べると考えています。そして、そばにいる大人もこどもから学べると考えています。その基本的な考えのもと、日常的な会話は、お互いへの共感と承認からくるもので、褒めるという感覚とは異なります。

感じたことをシェアし合い、お互いの存在を認め合い、人として対等な関係を大切にする。それがアンスクーリングです。

「誰もが自分の経験、知恵、学びをシェアできる世の中に。」というビジョンを持って、学びの場を作りをする資金に使わせていただきます!