終わらせたと思った関係 | 2023/12/25

「私はこの世で独りぼっちで、誰も心を開ける人は居ない」

そう思ってここまで生きてきたけれど、最近はそうじゃないな、と思えるようになってきた。何故だろうか。

きっと温かくて小さな関係を積み上げてきたからなのだろう。

もうこの関係や思いを終わらせてこようと思って会った人が居た。

きっとその「終わらせよう」と思ったのは、心の底にある孤独感を埋めるためだったのだろうと思う。

ただ、その「終わらせてこよう」というスタンスで会ったお陰で私は、色々と着飾る必要も無くスッキリした心持ちでたくさん話すことができたと思う。

今までだったら、気取って言えなかったことも。
本当の自分を隠したくて逆に見せていた、あんな顔やこんな顔も。

「終わらせてこよう」と思っていたからこそ、よりシンプルな自分。私の中のもっともっと深いところに居る、自然体な私で関わることができたと思う。

そう、私はきっと大切な人ほど「終わらせてこよう」そういうスタンスで居れば、スッキリした気持ちで関われるのだろう。

今まで言えなかったような機敏な気持ちや、繊細な気持ち。自分を認められなかった色んなこと。

そんなことを、気持ちよく、心置きなく言えたことは、私にとって大きな成長なのかもしれない。

あれも、これも、それも。
あんなことも、こんなことも、そんなことも。

世の中に沢山ある、他人が決めたベクトルや関係性で全ての物事を考えていたから。

だから、私は前に進めなかった。

私は何を終わらせてきたのだろうか。

他人の思想やベクトルから離れて、私たちは私たちの関係を築いていければ良い。

名前の無い関係性も、別にあっても良いじゃないか。