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"メンヘラ" を分析してみた

メンヘラだよね?」とよく言われます。大変遺憾ではございますが、答えはイエス。ただ、一点言わせていただきますと、別に手首を切ることもないし、夜中に鬼電もしないし、ホス狂いでもないです。ミオヤマザキさんの歌のようなメンヘラではないのです。

しかしメンヘラという言葉からイメージされるのは、「過激派かまってちゃん」であり、自分はそうではなくても「メンヘラ」といわれるだけで風評被害です。

そこで、私はこの風評被害を論理的に説明するために、「私は皆さまの考えるメンヘラではない!」と証明するために、メンヘラを分析してみました。この分析はあくまで自分がそうではない、と証明するためだけのものであり、統計的に数値をとったわけではないので、1意見として見ていただければと思います。

1、メンヘラとは

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メンヘラとは、おおむね「病んでいる人」「心に何かしらの問題を抱えている人」という意味合いで用いられているインターネットスラングのことで、「精神的に変調を来して参ってしまっている」「精神の平衡を失う(気が触れる)」「面倒で生きづらい性格に難儀している人」といった幅広いニュアンスで使われることがある言葉です。

参照:weblio辞書https://www.weblio.jp/content/%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%98%E3%83%A9

ほかにも、「極度のさみしがり」「恋愛において重い」「依存症」「感情の起伏が激しい」「自己肯定感が低い」「SNSの投稿内容が云々」などいろんな特徴があげられています。

今回分析するにおいて、2つの軸を設定しました。

1)相手に求めるコミュニケーション方法

2)自分の感情表現方法

仮説として、恋愛やさみしがりのような「相手にしてほしいこと」と自己肯定感や感情の起伏といった「自分自身について」の2つの軸があるのではないかと考えました。今回はこの2点を軸として、マトリクスを作成しました。

2、メンヘラマトリクス

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縦軸を相手に求めるコミュニケーション方法、横軸を自分の感情表現方法としておいたマトリクスを、今回の「メンヘラマトリクス」と呼ぶことにします。

メンヘラマトリクスにおいて、メンヘラは大きく4タイプに分けられました。それぞれの特徴も考察していきます。

■発散型かまってちゃん

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相手にはかまってもらいたくて、感情は発散(アウトプット)していくタイプです。

一言でいうと、王道メンヘラです。

まさに誰もが思い浮かぶ、ザ・メンヘラ。感情のままに発散するので、手首を切ったり、SNSの病みツイートなどで様々な手法で相手の気を引こうと頑張るタイプです。

■発散型自爆体質

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王道メンヘラと同様で感情は発散するのですが、かまってもらうよりは「察してもらいたい」と考えているタイプです。

一言でいうと、手のかかるメンヘラです。

王道メンヘラとの大きな違いは、「本当はかまってほしいくせに、口には出さない」ことです。察してもらえないと勝手にダメージを受けます。非常にめんどくさいタイプです。ただ、かまってと寄ってこないので、一見王道メンヘラよりも対応が楽かと思いきや、ダメージが蓄積すると、まるで時限爆弾のように爆発します。これが、感情の発散の仕方です。

仕事などで頑張りすぎて、誰にも察してもらえずにキャパオーバーして過呼吸になってしまうなんて言うのが、爆発として近いので類似の経験がある方はこのタイプかもしれません。

ちなみにですが、私はたぶんこれだと思います!と弁解してます。

■閉鎖型隠れメンヘラ

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相手にはかまってもらいたいのですが、感情は閉鎖型なので本音をうちに秘めるタイプです。

一言でいうと、さりげないメンヘラです。

このタイプは、一見メンヘラに見えません。基本的には、相手がいてかまってもらいたいので、1人よりも2人以上のグループで行動し、協調性を備えています。みんなのために、と自分の意見を飲める自己犠牲型タイプです。

ただ、ストレスがたまると夜中に相手の都合も考えず電話したりする自分本位性が出てきます。また、LINEも常にだれかと続けていないと不安なタイプなので、未読スルーをして返し続けるというのもします。

■閉鎖型自己嫌悪

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感情は閉鎖型なのでオープンにはせず、かつかまってほしいという気持ちも薄いタイプです。

一言でいうと、目が離せないメンヘラです。

このタイプはメンヘラには見えません。感情の起伏も激しくなく、誰かと常に一緒にいたいという気持ちも高くありません。このタイプは自分に異常が起きていることを周りに悟られないようにします。そのくせ、ほんとは誰かに助けを求めたりしたい、という矛盾を持っています。

なのでストレスがたまって、限界が来ると音信不通や連絡がつかなくなります。本来の意味、精神疾患という意味でのメンヘラです。

3、まとめ

今回は4つのタイプを記載しました。おそらくもっと細かく分析していくこともできるとも思うので、より細分化したり実際の統計とったりもいつかしてみようとは思います。

どうでもいい補足ですが水商売をしている友人から、「店にくるのは9割がかまってほしいコミュニケーションの子で、3:7でさりげないメンヘラのが多いかな」と言われました。友人の接客の役に立ってくれたらとてもうれしく思います。

「メンヘラと誤解されて大変遺憾です」と思っている方がいれば、友人同様お役にたてばとてもうれしく思います。

以上、メンヘラという風評被害を弁解するためにメンヘラを分析してみた話でした。

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