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【裏話】子供が勉強をしない、危機感を持たない本当の理由

友人の講師の協力のもと、本記事の動画が出来ましたので、もしよろしければご覧ください(^ ^)

焦る親、ドンと構える子供

「うちの子、テスト前だっていうのに全然勉強しません!」
「先生、うちの子中3なのに志望校のこと全然考えてないんですよ!」
「うちの子を叱ってください!」「もっと勉強させて!」

・・・まぁまぁお母さん落ち着いてください、と言いたくなるようなご相談を、毎年沢山頂きます。

確かにテスト前でお子さんがゲーム三昧だったら腹が立つ気持ち、とても分かります。
もう受験生なのに漫画に夢中になっていたら、叱りたくなる気持ちも痛いほど分かります。

私たちだって「ゲームやってて宿題ができなかった」と言われたらカチンと来るのに、
日々そんな様子を目の前で見せつけられたら、そりゃ爆発もしますよね・・・汗

でも、やっぱりそこは大人なのでグッと堪えて、
そもそも「子供が危機感を持たない理由」に是非目を向けて欲しいんですね。

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子供が危機感を持たない理由

結論を言ってしまえば、それは、今、目の前に、自分より焦ってくれている人がいるからに他なりません(^_^;)

ある出来事に対して、自分以上に焦っている人がいたら、不思議と安心感が生まれて、
「その事については、その人に委ねよう」という気になってしまうものです。

例えば、台風が近づいてきている時。
自分以外の家族の人が大慌てで、非常食を買って、外にある物干し竿・植木鉢を全部家の中にしまって、
避難グッズを用意して、モバイルバッテリーを準備して断水するといけないからお風呂に水を溜めて、
避難場所をチェックして、窓に養生テープを貼った上で雨戸・シャッターを閉め・・・

・・・ってしていたら、逆に安心しませんか?笑
だって自分以上に焦ってくれている人がいるわけだから、その人に任せておけば大丈夫ですからね。

子供からすれば、これと同じなんです。

本来、受験やテストというのは、子供の世界のものです。
結果が悪ければ、子供が自分で責任を取るんです。親は責任を取れません。
そこに対して、子供以上に親が焦る。すると子供は「大丈夫だ」という謎の安心感に包まれます。

とまあこんな感じで、危機感というのは有限だと捉えてください。
そしてこれが、テストや受験に対して、子供がのんびり構えてしまう原因ということです。


危機感が生まれるのは責任感から、ですからね。


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危機感がないのはテストや受験だけ?

もっと言ってしまえば、日常からお子さんの責任感を奪う言動が常態化している可能性はありませんか?
「早く準備して」「早くお風呂に入って」「勉強しなさい」「早く寝なさい」

もちろん、全てお子さんのためにお声がけをされていることは十分わかっています。
でも日常からお子さん以上にお子さんの将来を案じてしまうと、
お子さんからすれば「自分のことは、親が全部心配してくれるから大丈夫だ」
「代わりに心配して、準備をしてくれるから、自分は何も考えなくていいや」という風に考えてしまいます。

結果的に、自分の人生の主人公は自分ではないという錯覚が生まれ、
人生に対する責任感ごと、喪失してしまいます。

大人は「経験」があるから予測ができます。
だから子供の行動を見て、「これはマズい」と予測ができてしまい、口出しをしてしまいます。
それによって子供は危機感を失い、「経験」すらも出来なくなってしまいます。

真に子供の成長を願うなら、口出しをしたい場面でグッと堪えましょう。
それが遠回りなようで、一番の近道です。

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