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「勉強」の語源と、義務感の正体

「なんで勉強しなきゃいけないの?」

このありきたりな問いに、あなたはどう答えますか?

もちろん、それは人によって回答が異なると思います。

私の見解は、結論を言ってしまえば、

「勉強は勝手にやってしまうもの」です。

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勉強の語源

まず、勉強の語源から探ってみます。

勉強とは、元は天下の台所で商人が言っていた、

「勉強させていただきやす!(=値下げします)」

から来ていて、

つまり「やりたくないことをやる」というのが語源なんだとか。

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だから「勉強は嫌い!」とか「勉強やりたくない!」というのは、

何ら不思議でない日本語の使い方なんだそうです。

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勉強の再定義

でも、本当にそれでいいんでしょうか?

勉強は言い換えれば「学び」ですよね。

「学び」は、教科書や参考書からしか得られないもの、ではないですよね。

例えば5歳の我が子を見ているとそれは顕著で、

ソファーで飛び跳ねて遊んでいて

「あ、危ないなー」と思って眺めていたら、
(「ダメ!」は言わないようにしているため)

案の定ソファーから落ちて背中を強打しました。

すると飛び跳ねる遊びからぶら下がる遊びに変化しました。

このように、「学び」から得た知識や経験というものは、

私たちの行動に変化をもたらし、

毎日をより楽しく賢いものに変化させてくれます。

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これが勉強の本質であり、「学び」なんだと思います。

そう考えると、

教科書で学ぶことだけが勉強ではないはずなんですよね。

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大人が「勉強」の認識を変えるべき

勉強とは、小・中・高・大で、

学びたくもないものをテストや受験のために頭に叩き込む作業

まず身近な大人が、勉強の定義を誤っていると、

子供が

「どうして勉強を”しなきゃいけないの”?」

という疑問を持ってしまうと思うんです。

大人だって、毎日何かしらの学びの連続だと思います。

例えばほとんどの人が、

電化製品が欲しかったら、自分の求める条件から良い製品を探して、

その製品をより安く手に入れる方法を探して、

複数の店を比較検討したりすると思いますが、それも立派な勉強ですよね。

新しい料理を作るために、レシピを調べて、

材料の買い出しに行く、というもの立派な勉強のはずです。

我が家でも先日、カセットコンロで焼肉をやりましたが、

窓を締め切りにしていたため、メチャクチャ臭くなりました。
(久しぶりすぎて基本を忘れていました・・・。)

子供の前で「勉強になったー」とこれ見よがしに言ってやりました。

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誰だって賢く生きたいですよね。

高い電化製品選び、失敗したくないですよね。

美味しい料理が食べたいですよね。

だからこそ、自然と「勉強してしまう」はずなんです。

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勉強を神域化しないこと

こんな風に、毎日をより賢く、楽しく生きるためには、

意識せずともやってしまうのが勉強だと思います。

「勉強」を、学校や塾で、教科書を使ってやるもの、

という風に神域化するから、それが修行のような認識になってしまい

「やらなきゃいけないもの」になるんだと思います。


子供が教科書で学んだことがあったら、

それは教科書の中だけの話じゃなく、

日常を生きていて役に立つ、ということを実感させるのも大事ですよね。

一緒に買い物に行って算数の知識を使うのもいいでしょう。

g(グラム)あたりいくら、とか、割引率とか、

恐らく小学校の勉強で一番難しい単元は、

お母さんとの楽しい買い物経験があると、飲み込み方が全然変わりますからね。

お出かけをして紅葉を見たら、

「どうして葉っぱの色が変わるんだろう?」と、

子供に疑問を投げ掛けてもいいですし。


逆にパパ・ママが夢中になってネットで調べ物をしていたら、

きっと子供が気になって、

「何やってるの?」

って、質問をしてくると思います。

そうしたら、

胸を張って「今、勉強してるんだよ」って言えばいいんだと思います。

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そうすると「大人も勉強するの?」ってきっと言われます。

そうしたら、「勉強って、学校だけでするもんじゃないんだよ」って、

教えてあげればいいと思います。

一番身近な大人がそういう態度でいると、

きっと子供の勉強に対する受け取り方も変わるはずです。


・勉強は日常に存在しているもの

・勉強はやってしまうもの

・勉強をするとより楽しい毎日が過ごせる


「勉強アレルギー」なんてものは、

大人がこんな風な認識を持つことで、根絶することができるはずです。


皆さんにとっての勉強とは何ですか?

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