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映画🎞️”SE7EN (Seven)“

これほどまでに色褪せることのない胸糞の悪い映画はあるだろうか。
ただ、「胸糞が悪い」だけに留めることのできないこの話の本質に気付けたのは3度目の鑑賞をした今日が初めてだ。
散々、好きな映画だと友人に話してきたのに、逆に今まで2回は何を見てたのかという…めちゃくちゃ恥ずかしいです(笑)

「ヘミングウェイがかつて書いた言葉がある。”この世は素晴らしく、戦う価値がある”と。後半には同意する」

Hemingway once wrote, "The world's a fine place and worth fighting for." I agree with the second part.

“Seven” ラストシーン モノローグ

ラストシーンで入るサマセットのモノローグ、正直私は全然ピンと来ませんでした。
気になりすぎる〜と頭を悩ませました
何でこんなに救いようのないオチなのに、サマセットは戦う価値があることには同意できるんだ…。もはや、このオチの後に何も残らないじゃないかと…。
映画を観終わった後、感想を書いてる記事を転々としてきました(笑)
最終的にしっくり来たのは、この映画はただの事件の映画ではなく、「引退予定の刑事とその後任のバディーの7日間を描いた話」という。
ちなみに、下記の記事です。

荒んだこの世に嫌気がさしていたサマセットが、ミルズとともに事件を追う中で、その正義感によって感化される話なんだと、ようやく気付いた3度目でした。
本作は映画オリジナルのストーリーではありますが、ノベライズだとラストで引用したヘミングウェイの言葉は若かりし頃のサマセットがヘミングウェイを読んで、マーカーを引っ張っておいた部分という設定にもなっているようです。
昔のサマセットの熱量や正義感への解像度が上がる設定だなと。ノベライズ本も気になります。

今回、また見たいと思ったきっかけの小ネタも少し。

1度目の鑑賞は高校生の頃でしたが、とにかく七つの大罪が気になって仕方なくて高校の図書室に行って司書さんに関連本ないですか?って聞きに行って少しびっくりされた思い出があります(笑)

3度目の鑑賞でようやく物語の本質に辿りつきましたが、好きな作品には変わりないなと改めて。

ちなみに、私がみんなに一度は見てほしい作品TOP 3は、Seven以外にこの2つです。

バタフライエフェクト』(原題: The Butterfly Effect)

きみに読む物語』(原題: The Notebook)

この2つも見る度に視点が変わってきたりしてたので、次はまた新たな発見があるのかもです。また気が向いたら観て感想でも書こうかなと思います。

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