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夜のエッセイ

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寂しさも悲しみも切なさも全部握りしめて書きました。
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2024年4月の記事一覧

夜の世界を経て

夜の世界を経て

私は高校が定時制(夜間)だったこともあり、この頃から夜遊びをするようになった。それは家に帰りたくないとか友達や外の世界の人達と一緒にいたいとか様々な理由があってのことだったけれど、これらに付随した漠然とした寂しさや不安を紛らわすのに「夜」は実に魅力的な世界だった。

不思議なことに、もはや偶然というか、うっかり私は多摩美術大学の夜間部(今はなき造形表現学部 映像演劇学科)に入学することに。
高校の

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