新製品の感想 vol.2
埼玉県さいたま市にある卓球用品専門店・大宮卓球🏓で店長をしています!!卓球の楽しさや奥深さ(マニアックな部分)、ちょっとした雑学や知識など自分が書きたいことを投稿しています!!
今回も前回に引き続き、卓球メーカーの展示会(新製品発表会)で新製品を実際に見た感想です。
展示会が行われる前に各メーカーから新製品情報が出た際、注目した新製品については以前の記事で書いているので読んでない方はぜひ読んでみて下さい。
注目の新製品 vol.1
注目の新製品 vol.2
注目の新製品 vol.3
今回は、バタフライとヤサカの展示会で新製品を実際に見た感想です。
もちろん忖度なしで書きます!
【バタフライ】
まずは、「水谷隼・メジャー」です。
このラケット、あの水谷隼氏が監修した入門用ラケットで打球がスイング方向に飛び出しやすく台に収まりやすいとこを重視して設計したそうで、特に「ロゼナ」との組み合わせは水谷氏のイチオシとのことです。
ちなみに、ラケットの合板構成は木材5枚合板で上板は「水谷隼・ZLC」と同じものを使用し、使用している木材の構成はバタフライで初めての組み合わせだそうです。
まず、ラケットのみで球突きをした感想は、入門用ということもあり弾みは低く、打球感はやや硬く感じました。
もう少し分かりやすくお伝えすると、バタフライの「コルベル」よりも弾みが低く芯のある硬さがあるといった感じで、カットで使ってもいいくらいに感じました。
水谷氏が推奨している「ロゼナ」が貼ってあるラケットで実際に試打しましたが、確かに「ロゼナ」のポテンシャルを高めてくれているように感じました。
「ロゼナ」自体がポテンシャルの高いラバーなので、ラケットが弾まなくてもラバーで十分弾みはカバー出来ると思うのですが、「ロゼナ」の柔らかさが少し硬くなるような感覚がありました。
この硬さが出る事でスイング方向により飛びやすくなるのだと感じました。
これが「水谷隼・メジャー」と「ロゼナ」の相性の良さなんだと思います。
続いては「ラッシュル・ハードフルケース」です。
こちらは個人的に注目していたハードフルケースです。
これまでのハードフルケースとは異なり、天然石を思わせる柄の入ったタイプでしたが実際に見てみてみるとカタログやHPで見ていた感じとは異なり、もう少し光沢のある表面だと思ってたのですが、そこまでの光沢がなくややぼやけた印象でした。
ただ、他のメーカーにはない個性的で大人っぽいデザインのハードフルケースなので他の人と差をつけたい方にオススメだと思います。
偉そうにすみません(笑)
最後は「グレイザーシリーズ」です。
この春に発売される新製品の中で1番と注目されているのがこの「グレイザーシリーズ」だと思いますが、このラバーを試打した感想は後日改めて書きたいと思います(笑)
【ヤサカ】
まずは、変化系表ソフトラバーの「エルフラークRF」です。
この「エルフラークRF」は以前発売されていた「エルフラーク(廃盤)」の後継といった感じですが、もちろん全く同じというわけではありません。
違いとしては以前の「エルフラーク」よりも粒が高く太くなっています。
さらに粒自体も硬くなっているそうです。
試打した感想ですが、まず粒が硬くなっているせいか以前よりも打ちやすくなっていました。
そして、カットでも使えるということでカットしてみると普段使用している粒高ラバーとあまり変わらない感覚でカットすることができ驚きました。
しかも安定感があり、ツッツキもやりやすかったです。
変化の度合いとしては粒高ラバーには劣ってしまいますが粒高ラバーよりも扱いやすく、粒高ラバーを使用していて扱いが難しいと感じている人にはオススメだと思います。
またスポンジを厚くすることでより攻撃のしやすさが増すため、シェークのバックに使用して変化のあるプレイをしたい人にもオススメだと思います。
「グロースター」
こちらは初心者向けの木材5枚合板のラケットなのですが、驚きなのは板厚が「7.0㎜」と厚めにもかかわらず重量が「80g±」と軽量なところです。
ちなみに軽量な木材で知られる「バルサ材」は使用していないそうで中心材には「桐材」が使用されているそうです。
実際に非テンションの高弾性ラバーを貼ったラケットを試打してみると、厚い板厚のおかげで適度な弾みがあり、さらに軽量で振り抜きやすいラケットで、初心者向けラケットとしては十分な性能を持ったラケットだと感じました。
「ラクザXX」
「ラクザXX(ラクザ ダブルエッスク)」ですが、こちらも後日改めて試打の感想を書きたいと思います(笑)
ただ、一つ言えるのは個人的に驚きのラバーでした!
「リゾネイトシリーズ」
こちらのラケットは、少し前に廃盤となったラケット「アルネイドシリーズ」に変わる新たなヤサカのトップ層向けラケットです。
ラケットは3種類あり、全てが特殊素材入りラケットです。
「リゾネイトAI」はアラミド繊維を使用した「Aカーボン」を搭載したインナータイプのラケット。
「リゾネイトGI」は先ほどの「Aカーボン」よりも弾みが低いものの安定感と柔らかさがある「Gカーボン」を搭載したインナータイプのラケット。
「リゾネイトGO」は「Gカーボン」を搭載したアウタータイプのラケットです。
試打した感想としては「アルネイドシリーズ」とは異なる弾みと打球感で、それぞれにしっかりとした違いのあるラケットで今後、ヤサカを代表するラケットになると感じました。
ただ、他メーカーのラケットと比較したわけではないので発売後に改めて球突きをして細かい性能の違いをきちんと確認したいと思います。
また、個人的に気になる点はグリップの太さです。
「アルネイドシリーズ」よりもグリップが太くなっているため、これまで以上にグリップを握った際の好みが分かれるかもしれません。
特に女性の方には握りにくく感じる可能性が高いと思いますが、発売後お客様のグリップを握った反応などをしっかりと見ていきたいと思います。
という事で、今回も前回に引き続き春に発売される(されている)注目の新製品を実際に見た感想を簡単に書いてみました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。