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卓球講習会を終えて


埼玉県さいたま市にある卓球用品専門店・大宮卓球🏓で店長をしています!!卓球の楽しさや奥深さ(マニアックな部分)、ちょっとした雑学や知識など自分が書きたいことを投稿しています!!


今回は、8月3日(木)に開催した中学生を対象とした卓球講習会の様子や感じたことなどを書きたいと思います。

私の勤める大宮卓球では、一年に一度大型の卓球講習会を行っているのですが、2020年に新型コロナウイルス感染症が蔓延し始め、2020年・21年・22年と講習会を開催することが出来ない状況となっていました。

昨年(22年)は全国各地で少しずつ講習会も行われるようになり、大宮卓球でも3年ぶりに大型の講習会を行う予定で話を進めていました。

しかし、さいたま市でコロナウイルス感染症による感染が再び増え始め、講習会の開催をギリギリまで悩みましたが中止する決断に至りました。

学校などに個別で訪問をして行う小規模の講習会などはちょこちょこと行っていましたが、大型の講習会となると参加者も多くなるなど難しい部分も多く、気づけば4年ぶりの開催となりました。

卓球講習会を開催するにあたっては株式会社タマス(バタフライ)様のご協力のもと契約選手である、上田仁選手と坪井勇磨選手に講師としてきていただきました。

上田選手とは、最近まで所属していた埼玉県のプロ卓球チーム「T.T彩たま」で行っていた活動の地域の卓球ショップ訪問で神選手(現ファースト所属)と一緒にお店に来店していただき、お話しをしたこともあり面識がありました。

お店訪問の様子

坪井選手は2019年に開催した卓球講習会の講師の一人として来ていただいたので今回が二度目の参加でした。

2019年講習会の様子

上田選手、坪井選手はお二人ともドイツのプロリーグに所属しているため、8月中にはドイツに旅立つ予定との事で忙しい中での参加でした。

特に上田選手はこの講習会が国内最後の講習会でした。
国内最後の講習会は大宮で行いたいと自ら志願してくれたということもバタフライのスタッフの方から伺いました。

その話を聞いて本当に胸が熱くなりました。

今回の講習会は県内で行われたカデット予選会と日程がかぶってしまい当初予定していた人数よりも少なくなってしまいましたが、さいたま市を中心とした近隣の中学生350名ほどが参加してくれました。

講習会が始まり、選手が登場すると会場の雰囲気や参加者の目つきが一気に変わりました。

挨拶が終わり、上田選手・坪井選手が台につきフォア打ちを始めるとザワザワしていた会場が静かになり参加者全員が二人の動きを食い入るように見始めていました。

参加者と選手の距離は一番近い人で1.5メートル程度で、普段この近距離でトップ選手のプレイを見ることはほとんどなく、選手の息づかいまで感じられる特別な空間でした。

講習内容は、ドライブから始まり、チキータ、お二人が普段行っている練習など参加者に分かりやすく解説しながら行っていました。

その後は、参加者からの様々な質問に答えるコーナーになり「二人のチャームポイントは?」「年収は?」などの面白い質問から「サービスを受けたい」「ドライブが入らない」など教えてほしい技術や出来ない技術などの質問があり、そうした質問に対しては学生を台に呼んで直接指導する場面もあり、出来るまで丁寧に教えていました。

そして、選手と参加者によるチャレンジマッチ(8-5からスタート)も行われました。

最後には、上田選手と坪井選手による模範試合が行われ、試合さながらのラリーや参加者を楽しませるプレイも織り交ぜながら二人の魅力を感じられる模範試合となりました。

ちなみに、模範試合の結果は上田選手の勝利で終わりました!

坪井選手いわく、先輩に勝ちを譲ったとのことでした(笑)

そして上田選手、坪井選手が退場する際は参加者全員とタッチしてから退場するという神対応もしていただきました。

講習会後は、上田選手・坪井選手・バタフライのスタッフさんとの懇親会があり、お二人のプライベートな部分から卓球に対する考え方、中・高時代の懐かしいお話し、ドイツでの生活などなど様々なお話を聞くことができました。

ここでは書けないお話も...笑

個人的に印象に残ったのは、上田選手の「成功体験を積むことが大切」と言っていたことです。

自信がつき、卓球の楽しさもより感じられるようになる、卓球が楽しく続けられることが大切だと言っていました。

また「上達するためには段階がある」とも講習中にお話ししていました。

練習において、いきなり難しい練習をするのではなく、ステップを踏んで徐々にレベルを上げていくことも大切だと。

当たり前のことかもしれませんが、それができていない場面も実際に多くあると思います。

講習中だけでなく、懇親会での貴重なお話は本当に学びの多いものとなりました。

今回の講習会で個人的に最も嬉しかったことは、やはり参加してくれた学生の楽しそうな表情を見れたことです。

講習会を開催して本当に良かったと改めて感じました。

今回、講習会を開催するにあたってご協力をいただいた株式会社タマス様、バタフライ契約選手である上田選手・坪井選手、株式会社タマスのスタッフの皆さん、講習会の準備や片付けを手伝ってくれた学生のみなさん、参加してくれた学生のみなさん、顧問の先生方、本当にありがとうございました!

みなさんの協力なしでは決して成功しなかったと思います。

これからも少しでも卓球界を盛り上げ、卓球をもっと好きになってもらえる様に頑張りたいと思います。

ということで今回は、4年ぶりに開催をした卓球講習会について書いてみました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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