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パセリの花束を貰ったら私は惚れてしまうだろう。 イタリアンパセリよりかはカーリーパセリが…
香りってずるい。 過去の刹那の感情と感覚を無情にも無理くり引っぱり出してくる。 心に残っ…
私がちょっぴり自慢げになれること。 それは、嗅覚が人よりも鋭いこと。 利き〇〇みたいな、…
また会いたい、なんて言えないから。 少し甘くなった、精一杯の残り香を貴方に。
香りと記憶は繋がっている。 体に刻まれる記憶。 情景が思い浮かぶ前に感情として蘇る。 な…
どうしようもなく楽しみな日の朝は湿気の匂いと日焼け止めの匂いがする。 プールの授業がある…
あたたかい風にのって、ぶわっと濃い蜜の香りが鼻先に纏わりつく。 ふと目を横にやると色とりどりの乙女たちが芽吹いていて、 ぽかぽかお日様ときらきら水滴でおめかしした私たちを見て!と言わんばかりに輝いている。 可愛らしい姿に反して甘く誘惑するような蜜の香りを身体に染み込ませると、とろとろとろけ出してしまいそう。 そんなまどろみに身を任せて、君が待つところへと足を進める。 わたしの体温でより濃くなった気がする蜜の香りを早く届けたくて、そんなわたしが君には何色にみえるのか気
霧がかかった夜は、森の香りがする。 辺り一面アスファルトのはずなのに、土の濡れたにおいが…
西陽と温かい風が忍び込む浴室。 遠くの方で子供達が部活動をする音や声が聴こえる。 石鹸と…