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「弱さを抱きしめて、生きていく」ことを軸にしていこう。

先日、メンタルがズタボロになっていた時。

どうしても、お守りのような本が欲しくて、用事の帰りに駅ナカの本屋へ駆け込んだ。

駅ナカ、というと、やはりビジネス書が多いイメージしかない。

田舎者なので、駅ナカの本屋を初めて見つけたとき、超期待の目で店内へ入ったら、厳しいタイトルが並んだビジネス書の多さにくらりとした。そんなイメージが今でも残っていた。


ここでも、イカついタイトルのビジネス書はずらりと並んでいましたが、その隣のコーナーに、優しい言葉が多く並んだ書物が少しだけ、置いてありました。


一目見て気になったのが、こちらの本。

「弱さを抱きしめて、生きていく。」 ぱやぱやくん 著

弱さを抱きしめる、という言葉。

どちらかと言えば、へこたれない!強くなる!みたいな本が多くある中で、弱さに焦点を当てて考える生き方。

なんとなく、今の自分に合ってると感覚的に思い、購入してみました。


比較するなら、誰かではなく「昨日の自分」と比較する

この本の中で1番印象的なものでした。

ついつい比較しては自分を卑下してしまってネガティブを発動する私。自分が比較していない時でも、家族から発せられる「あの子はすごいよね〜」だけで落ち込んでしまう。


そうなってしまうのは、自分の期待値が高いからだそうです。その言葉にはっとしました。前にテレビで明石家さんまさんも似たようなことを言ってた気がする。

自分の期待値をあんまり上げないこと。ついでに、誰かと比較するなら、「昨日の自分」と比較すればいい、との事。

昨日よりはちゃんと起きれた。昨日はあれが出来なかったけど今日はこれができた。それで十分素晴らしい。それでいいんだ。

たとえ、今日は一日だらだら過ごしてしまったとしても、昨日よりちゃんと休めた、ってことでいいじゃないか。


すごい人生の人たちと比較したって、人生に打ちのめされたって、私たちは生きていかなければなりません。

無理に「強くなろう!」「立派になろう!」と思わず、自分の期待値をちょっと下げてみる。自分の弱いところ認めてあげて、それを変えようとせずに「それなり」にできたらOK!自分をしっかり褒めてあげる。

「弱さを抱きしめて生きる」って、こういう事なんだ。言葉ではわかっているつもりでも、いざこういった本を何度も読み返して、自分に取り込んでいけたらな、と思います。


何か大きな目的や目標に向かっていく時には、「あれもこれも出来る!」と慌てがちな心のセーブ材料となり、心身ともにヨボヨボになった時は「今はちゃんと休んで」というメッセージとここからゆっくり自分軸で生きていくための道標を伝えてくれている。


どちらの立場にもなりやすい自分にとって、良い本を見つけることが出来て嬉しいです。

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