コンサータを2年半服用して感じた効果

コンサータ服用生活も、もう2年半になりました。
18mgから36mgまで服用した経験から、
私がコンサータを飲んで体感した効果や副作用を記したいと思います。

コンサータとは?

注意欠陥/多動性障害(AD/HD)の治療に用いられる薬です。
脳内で情報をやり取りしている「神経伝達物質」を増やすことで、
注意力を高めたり、衝動的で落ち着きがないなどの症状を改善するそうです。

コンサータ服用歴

社会人になってから心療内科に行きADHD/ASDの診断が出ました。
その日からコンサータが処方されました。今は27mgを毎日飲んでいます。

  • 2019年2月〜 18mg

  • 2019年4月〜 27mg

  • 2019年7月〜 36mg

  • 2020年3月〜 27mg

コンサータ服用時の体感

18mg

初めて飲んだ頃は、覚醒している感覚がすごかったです。
服用前には、仕事中に眠くて眠くて仕方がなく、コーヒーを飲みまくってどうにかやり過ごしていました。
そんな状況だったのが、コンサータを飲んでからは日中眠くなることがパタリとなくなりました。

仕事への集中力や注意力も高まりました。
以前は、仕事中に余計なことを考えていつの間にか時間が経っており、迷惑をかけることも時々ありました。それが1つの作業に集中していられる時間が長くなり(ずっとではない)ました。
ケアレスミスが減ったことも大きいです。誤字脱字が以前に比べて圧倒的に減りました。ですがやはり完全に減らすことはできません。

薬の効果が切れると、仮面ライダーが変身をといた感じで元の自分に戻ります。
夜になると、「あ、薬が切れてきた」というのをなんとなく実感できます。

必ず朝に飲むように言われるのはこのためなのだと思います。
薬が切れないと眠れる気がしません。

27mg

18mgの服用を始めてから2ヶ月ほどで、27mgに増薬となりました。
効果としては18mgの効果が増した感じです。
これといって違った効果や副作用はありませんでした。

36mg

36mgになるとさらに効果が強くなります。
バキバキに覚醒して、薬が効いている間はものすごく集中できます。
この量にしてから副作用も増えました。
まず顕著なのが発汗です。普段汗をほとんどかかない体質なのですが、デスクワーク中でも手汗と脇汗がしたたるほどに湧き出てきます。額にもじんわりと汗をかいていました。
もう一つが、薬の効果が切れた後の疲労感です。仕事の疲れとは明らかに違うものが、ずしんとやってきます。

仕事の生産性を考えると36mgは一番効果がありましたが、
このままでは体がもたないだろうと思い減薬となりました。

ADHD/コンサータと付き合う人生

コンサータを飲むことで、以前に比べて健常者に近いパフォーマンスを出すことはできるようになりました。
しかし、すべてができるようにはなりません。

あくまで以前よりはましというレベルです。

結局は薬のサポートを得ながら、
自分自身でも工夫していく必要があります。

世に出ているHOWTO本の類は、ADHDにはほとんど役立たない内容がほとんどですが、
この本は私が悩んだときに助けになってくれました。


このnoteの内容が少しでもお役に立てば幸いです。
もっと知りたいことなどコメントをいただけると嬉しいです。

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