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おげんさんといっしょ 2022

高いハードルとマンネリを軽々と越えるように豪華な夏祭りのセットで1曲目に歌われる竹内まりやのプラスティックラブ。見た目の可笑しさと奏でる音楽のクールさの対比がなんとも洒落乙。

ここ最近ではおんがくこうろんやサブスク堂、YouTubeで好きな音楽やルーツを語ることを次々に展開し、リスナーの新たな音楽体験のきっかけ作りに勤しんでいる。丁寧な種まきによって自分の生み出す音楽の聴き方が深まり、より純度の高い作品に挑戦しようとする用意周到さに脱帽。

そしてクレイジーキャッツやドリフターズの音楽とコメディがごちゃ混ぜになっていた昭和のテレビを令和の時代に蘇生させる。さもすればコミックバンドになりかねないスレスレのラインにいたSAKEROCKからやっていることは変わっておらず、今はNHKをも巻き込んで雪だるま式に同志を増やしている。

歌あり笑いありダンスありのエンタメの最高峰。生放送がさらにワクワクドキドキを加速させる。あの頃は良かったと嘆くだけではなく今できることを黙々とやる。

地獄の中でも愛は生まれる。