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夏に飛び込みすぎた話

大寒波で死にそうなので大好きな
夏の話をする。

3年前の夏、友達を乗せてドライブしてた。
めちゃくちゃ田舎に住んでるから
基本、夏は海に行く。

その日はまだ六月だったけど凄く暑い日で
今年初海しちゃう?とか言って向かってた。

その海は駐車場も軽く砂浜みたいになってて、
さらに進むと本当の砂浜、そして海。

一年ぶりの駐車場だ〜!
早く降りて海のほう行こう〜!
って思って車を停めようとしてたら
なんと、車が一瞬浮いた。

え?って思った時にはもう遅くて
完全に”砂浜みたいな駐車場”から落ちて
”砂浜”に侵入してた。(笑)

落ちたといっても大きい段差ではないから
このまま戻ろうと思ってバックしたけど
砂にタイヤを取られてひとつも進まない。


おわった。


完全に終わったな、って思ってたら
イケイケのおじさんとイケイケの若いお姉さんが「何してんの〜〜〜?大丈夫〜?(笑)」
って声をかけてくれた。
「凄いね〜!(笑)俺すぐそこに家あるから
ジムニー持ってきて引っ張ってあげようか?」
って言ってくれてめちゃくちゃ神様だった。

すぐにイケイケ二人組がジムニーを持ってきてくれて、私の車に紐をくくりつけてくれた。
「このまま引っ張るから君はとにかくバックで
アクセル踏んで。駐車場に上がったタイミングで
急いでブレーキして。」
って言われて、私の反射神経でブレーキ間に合うかな?と不安になりながら運転席に乗った。

私は運転席、おじさんはジムニー、お姉さんと
私の友達と近くにいたバイク乗り親子と
大学生集団はみんなで車を囲って持ち上げてくれた。
(大学生集団の一部はその様子を撮影してたので
TikTokあたりにこの面白すぎる光景が
載ってるかもしれない)

おじさんのジムニー作戦が最強すぎて
すぐに私の車は駐車場に戻ってくれた。

みんなで「やったーーーーー!!!」
って叫んでそれぞれ海に向かった。

もうなんか、めちゃくちゃ夏だった。




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