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「人の不幸を利用して稼ぐ」と「人を救う」の違い【夜職】

自己満足でも優しさは捨てたくない

風俗やキャバクラなど夜職全般に言えることですが、基本的に稼げる人は“お客様の心の隙間を埋める”のが上手いです。
細かく分類すれば稼ぎ方は様々ですが“どこかさみしさを抱えている人からお金を奪う”というシステムはそこまで変わらないと思います。

中には特殊なやり方で割と稼いでいる人もいますが稀です。

綺麗事になってしまいますがお客様と関わるとき心から“楽しませたい”“癒しになってもらいたい”と考えながらお仕事していれば
どれだけお金を使わせてしまったとしても”救おうと頑張った“と言えると思います。

結果的に自分のせいでお客様がかなりお金を失ってしまったとしても、いくら使うか最終的に決めるのはこちらではないですからね。

もし”破産するまで全額むしり取ってやろう“と考えながらお仕事していたとしても実際のところバレなければお客様が受ける印象は全く一緒です。

でも私は感情移入しやすく、罪悪感を感じてしまうほうなのでなるべく楽しんでもらうことを考えるようにしていました。

それでもお金はきっちりいただくわけですからと完全に自己満足です。

ビジネスと優しさのバランス

最初にお客様と対面するとき、まず目を見ますよね。その時点でこの人”無理して笑顔を作っているな“
“相当疲れているな”
など精神状態が大体わかります。そして疲れている目をした人からほどお金をいただくことが容易なんです。
悲しいことに。

こう思ってしまった時点で”いただく“という言葉を使ってはいけませんね。
どんなに楽しませよう、癒しを与えようと考えて接客したとしても
“この人はお金を使わせやすい”と感じた時点で頭の片隅にどこか悪どい気持ちがあります。

しかしあくまでビジネスなのでなるべく大金を使ってもらわなければいけません。
自分だけの問題ではなく、稼がないとお店自体が存続しません。
オーナー、店長、ボーイさん、新人キャストさんのことも考えればやれる人がやるしかないです。

そうやって頭の中で言い訳をしながら大金を使わせてきました。
お客様の経済状況などを考えすぎると仕事にならないので体のいい言い訳をしていたんです。


結局のところ「人の不幸を利用して稼ぐ」と「人を救う」の違いはお客様の感じ方によるので明確にはわかりません。

しかし自己満足ではありますが
仕事復帰した際には“少しでも元気や癒しを与える存在になりたい”という気持ちは捨てずにやっていこうと決めています。


最後まで読んでくださってありがとうございました🥹🌈🫧

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