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  • C103新刊 レガシー本筆者過去note掲載

    C103 1日目 土曜日(12/30) 東地区 “ホ” ブロック 12a MTG レガシー解説本 「関西レガシー環境はなぜデスアンドタックスを殺さなかったのか」 筆者の過去note紹介です。 購入のご参考にどうぞ!

最近の記事

ふしぎの城のヘレン製作中に考えていたこと

2011年にリリースした作品「ふしぎの城のヘレン」について、製作中に考えていたことを綴ります。当時明確に言語化していたわけではありませんが、消費者を意識する創作では役立つ部分もあると考え、改めて文章にまとめました。 ・楽しみ方を伝えるということ万人が面白いというゲームはないが、世にあるすべてのゲームは誰かにとって面白いゲームである。つまり、潜在的にはすべてのゲームが「面白いゲーム」ということです。ほとんどの場合、製作者は面白いと思って作品を世に出すため、考えてみれば当たり前

    • 第15期関西帝王戦レガシー決勝戦カバレージ

      主催:晴れる屋TC大阪店 矛と盾のゲーム2023年6月10日、第15期を迎える関西帝王戦レガシー。 マジックの長い歴史にある数多の脅威が矛先となってプレイヤーに襲い来るこのフォーマットで、それらを受け流す最強の盾こそが《意志の力/Force of Will》。 王座に手をかけた二人が選んだアーキタイプは、共にこの最強の盾と、それぞれの矛を構える「青赤緑デルバー」と「8-Cast」だった。 坂本 大河 / 青赤緑デルバー デルバーデッキは前述の矛と盾のゲームを体現するア

      • ルーンの母の価値

        はじめに、これはレガシーフォーマットのDeath&Taxesプレイヤー向けの記事です。アーキタイプの誕生から現在に至るまで1マナの座を占め続けるクリーチャー、《ルーンの母》の運用について書きます。 序論 《ルーンの母》そのものには価値がありません。 より正確に言えば、《ルーンの母》は単体で勝利に貢献するクリーチャーではないということです。あわよくば単体でライフを削りきり、直接ゲームを決定づける《秘密を掘り下げるもの》と違い、このカードが生み出す価値は、対戦相手や戦場にあ

        • エロ同人におけるラバイア値 その1

          ラバイア値とは、Mark Rosewaterが定義した「その次元をスタンダードセットの舞台として登場させる可能性」を指す指標である。人気があり、ゲーム上の拡張性や特徴が色濃い次元ほどその数値は小さくなり、ラバイア値1の代表的な次元はドミナリア/Dominariaやラヴニカ/Ravnicaだ。 (参考:/ラバイア値 その1 ラバイア値 その2) 「機械兵団の進軍:決戦の後に」で明かされた通り、領界路によってプレインズウォーカーでないものも次元間を渡る事ができるようになった。次

        ふしぎの城のヘレン製作中に考えていたこと

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        • C103新刊 レガシー本筆者過去note掲載
          7本

        記事

          Death&Taxes、どうして負けるのか?

           はじめに、これはレガシーフォーマットのDeath&Taxesが「難しい」と思っている初心者向けの記事です。細かいテクニックやサイドボーディングのガイドではなく、プレイ時の思考を少しカンタンにするマインドマップのような内容と考えてください。 負け方を覚える Death&Taxesの難しい要素は「判断」です。自分が脅威を展開し「攻める」べきなのか、相手の展開を阻害し「受ける」べきなのか。 ≪霊気の薬瓶≫がない限り、このデッキの選択はいつでも二者択一です。≪意志の力≫を持たない

          Death&Taxes、どうして負けるのか?

          色を知れ、デスアンドタックス

          この記事はMagic The Gathering のDeath&Taxes(Legacy)をプレイしている人向けの記事です。白単色デッキとして知られるDeath&Taxesに+1色のタッチカラー検討を行うというテーマについて自由研究しました。近頃よく見る赤白型Death&Taxesについても触れています。 ・なぜ色を足すのか?Death&Taxesは優秀な単体除去とクリーチャーによる白単色のコントロールデッキとして既に完成されているデッキですが、苦手なマッチアップはあります

          色を知れ、デスアンドタックス

          6回マリガンしても勝てるヒュージ・リーダーズ<ティアマト>

          この記事はMagic The Gathering の統率者戦、ヒュージ・リーダーズをプレイしている人、あるいは興味を持っている人向けの記事です。 ヒュージ・リーダーズとは?この項は「そもそもヒュージ・リーダーズって何?」という方向けですので、既知の方は読み飛ばしてください。統率者の変則ルールで、土地を除き5マナ以上のカードしか使用できない50枚の限定構築というものです。通常の統率者と比べても参入のハードルが低いため、興味を持っている方は下記のツイートを参照してください!

          6回マリガンしても勝てるヒュージ・リーダーズ<ティアマト>

          ようこそモダンホライゾン2

          この記事は Magic The Gathering のDeath&Taxes(Modern/Legacy)をプレイしている人向けの記事です。モダンホライゾン2のリリースによる新しいカードで発生する相互作用を挿絵を交えまとめました。当たり前と言えば当たり前の情報ばかりですが、プレイ中見落としてしまいがちな部分もあると思いますので、この記事が手助けになれば幸いです。 下記より、新しいカードの項目ごとに解説していきます。 孤独/Solitude想起を持ち、戦場に出た際に剣を鋤に

          ようこそモダンホライゾン2