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なぜ死んではいけないのだろうか。

私の生活には、常に隣に死がある。自殺衝動はないし、病気ではないのだが、どうしても考えてしまう。

人はいつか死ぬのに、どうして生きるのか。

もちろん、高校生の最低限の知識として、人間という生物を後世に残す。つまりは種の保存ということはわかっている。しかし、この現代において子供を産まないという選択は多く取られているし、実際に私は産むつもりがない。毒親になりそうだ。

生きていてよかった!と思うことは当然ある。友達と遊んだ時、推しのライブに行った時、美味しいものを食べた時…………しかし、どれも死と比べると、どうしても死が勝つような、そんな気がする。私にとってどうやら大変魅力的なものらしい。ただ、私は苦しみが怖いから死ねないのだ。どんな方法で死ぬにしても、痛みや苦しみが伴うのが普通で、それがなによりも私のストッパーになってくれている。もし安楽死が誰でもホイホイできる世界なら、きっと私は既に死んでいる。

そんな私だから、他人の死生観に大変興味がある。できるならばクラスメート全員にこう聞きたい。「死後の世界ってあると思う?」「なんで人は生まれたんだろう?」「神様って信じる?」……もちろんそんなことをしたら友達を無くすので、誰にも聞いたことはない。無宗教の人口が多い日本だからこそ気になる質問であって、きっとひとりひとり違う答えが返ってくると思うのだ。




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