2022/08/07(土)Distant Worlds: music from FINAL FANTASY Coral＠東京国際フォーラム

FINAL FANTASYのオーケストラコンサート「FINAL FANTASY 35th Anniversary Distant Worlds: music from FINAL FANTASY Coral」を観て来ました。

1階2列目と言う良席で、極上の演奏、音、歌声を感じて来ました。
新日本フィルハーモニー管弦楽団の演奏もこれまでの「Distant Worlds」で一番かもと感じるくらい良かったです。

指揮台の上のタブレットに、映像と合わせるための小節数と拍の表示が見えたのも近いながら。
16/3→16/4→17/1→…の数値と、左から右へと流れるバーの表示で、音ゲー的に視覚で演奏と映像のタイミングを合わせていたようです。

会場には多くのコンポーザーの皆さん(植松氏、水田氏、崎本氏、祖堅氏、下村氏)、北瀬氏、坂口氏もいらっしゃっていて、祝祭感もある、素敵な時間でした。

以下、ネタバレです。

第一部はFC、SFC時代に焦点を当てた、初代からVIまでの楽曲。

印象に残ったのはFFIVの「赤い翼」から、そこで終わらず演奏された「バロン王国」のオーケストラとの抜群の相性。
FFVの名曲「はるかなる故郷」からの、「想い出のオルゴール」。
FFVIの「迷いの森」～「魔列車」の、映画のように感じる雰囲気たっぷりの音楽性。

第二部は、FFXIIIの「閃光」のいつ聴いてもテンションの上がるサビが好み。
FFIXの「いつか帰るところ」も古楽的な楽曲なので、オーケストラで演奏されてぴったりでした。

そして、特別感があったのがゲストヴォーカルでの2曲。
FFX「素敵だね」のRIKKIさんの包容力や静かな強さを感じる歌声。
FFIX「Melodies Of Life」の白鳥英美子さんの、後の世代への慈しみと真っ直ぐな生き方を感じる歌声。
聴いていて、どちらも緊張するでも興奮するでもなく、自然に心に寄り添うように感じる時間でした。

アンコールは、FFIX「ザナルカンドにて」、FFVII「片翼の天使」の鉄板曲2曲。
クワイアもイメージそのもので理想の形で聴くことが出来ました。

初代FFからFFXVまで、FFの歴史を総括するセットリストで素晴らしかったです。

■セットリスト

・第一部

1. メドレー2002 [FINAL FANTASY I～III] (1～3)

2. 悠久の風 (3)

3. 赤い翼～バロン王国 (4)

4. ファイナルファンタジーIV メインテーマ (4)

5. 遥かなる故郷～想い出のオルゴール (5)

6. 新しき世界 (5)

7. 迷いの森～魔列車～獣ヶ原 (6)

8. 街角の子供達 (6)

9. FINAL FANTASY I～VI バトルメドレー2022 (1～6)

・第二部

10. Liberi Fatali (8)
11. Ragnarok (11)
12. エアリスのテーマ (7)
13. 剣の一閃 (12)
14. 素敵だね (10)
15. APOCALYPSIS NOCTIS (15)
16. 閃光 (13)
17. いつか帰るところ～Melodies Of Life (9)
18. 天より降りし力 (14)
19, FINAL FANTASY Main Theme with Choir -The Definitive Orchestral Arrangement-

・アンコール

20. ザナルカンドにて (10)
21. 片翼の天使 (7)