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さなコン3感想

第3回日本SF作家クラブの小さな小説コンテスト(いわゆる「さなコン3」)参加作を読んだ感想です。全部はとても読めないので、フォローさん中心に読んでいます。

基本一言感想のつもりで書いてます。
作品によって感想の長さに違いがあるのはごめんなさい。

……の前に、せっかくなので自作宣伝も。
軌道フックで作戦行動中の航空自衛隊・航天科エースパイロットの話(「月光」)と、世界を危機に陥れる三百人委員会の陰謀に抗う高校生の話(「陽光」)です。ペアなのでどっちから読んでもよいです。ガンダムです。

青きこころに、三つと数えよ(九頭見灯火)

「凪」現象により滅亡に向かう地球を救うべく、魔導士の城を訪れた少年のお話。

うーん、おねショタ。『ペンギンハイウェイ』ではないけど、ミステリアスなお姉さんと「ぼく」の描写には爽やかなドキドキがあり、とてもよかった。「魔導士」といった語が選ばれている通り、お姉さんとの世界は現実と乖離したファンタジーに読めるが、同時に地球の危機は現実にあり、そこでは宇宙物理的な設定描写がしっかり描かれているのがSF心をくすぐる。このあたりの科学描写は好物なので大変良かった。お姉さんとの世界は、竜宮城のようなものなのかもしれない。

飛び出す過去の自分を客観視するシーンは胸の熱くなるものがある。

「宇宙のエントロピー増大には粗密がある」、というのは自分にとっても大きなテーマ。それが時間方向においても増大・減少の粗密がある(=局所的な時間遡行も起こりうる)というアイディアはなるほど唸らされた。今度パクりたい


民族の詩(春葉節)

人類が宇宙に拡散した未来で、戦士である主人公と、配下の吟遊詩人とが地球を再訪する話。

精神性の在り方が現在の地球人とは異なり、躁鬱や双極性のある民族がいてもよい、という世界観がおもしろかった。精神のあり方や環世界も、あくまで局所最適に過ぎず、宇宙まで人類が拡がったなら色んなあり方があるのはそうだろうし、そういう世界を考えることはおもしろい。

受け継がれた詩が頭に響く、という設定もロマンがあった。そうして、そうしたものが民族の抱える主題として機能し、あるいは国家的な規模の集団の行動に影響を及ぼし、つまりは社会を形づくる、というのは示唆に富む。

精神性の設定からすれば、この詩の響きはメカニズムとしては統合失調とかで説明もできそうだが、作品ではそこに直接には触れていなかった。ただ現実の人間社会も、明示的に「聞こえ」はしないにしても、ミームであったり、社会的や文化に継承されることの要素、それらが社会を規定することは強くあり、この思考実験の入り口としてこの設定はおもしろい。


でねぼら(関元聡)

不死の魚「でねぼら」を求める男と、船頭とのやりとりが描かれる

「でねぼら」というネーミングがまず秀逸。舞台は「しし座β第二惑星」とされるが、星の名が「デネボラ」でもある。というのは置いといて、「泥濘ぼら」というネーミングの妙味が素敵。語感もすごく印象的。

星の生態調査や魚の研究の歴史が語られる様は、設定として書けば小難しくもなりそうだが、ワクワクする形で描かれているのはさすが。また、星の静謐な情景にも惹かれる。

船頭のキャラクターがとにかく良かった。登場時にはある意味でステレオタイプと思わせつつ(これにより不必要に描写に文字を割くことの回避に成功している?)、その出自の驚きや、信念が明かされることで、一気に深いというか、むしろ主人公なんじゃね? という存在感を際立たせている。キャラクターの魅力の描き方としてこういう方法もあるのか、と思わされた。

主人公が言葉足らずになるところとか、描写がやはり繊細で、読み心地が良かった。


全部で8回(都築良継)

上位知性が惑星シミュレーションをしている、という建付けのお話。

短いながら、地球の進化史・絶滅史をたどっているのがなんというか、知識欲を絶妙に刺激してくれて、読み心地が良かった。いわゆる人間ドラマ的な物語ではないけれど、世界設定ドリブンのこういうお話はすごく好き。


神はサイコロを振らない(ファンタジー小説)(あぼがど)

地下迷宮で大魔導士マスマティクスが扉の鍵を開くお話。

「マスマティクス」の名の通り数学をファンタジー世界に持ち出した「なろう」的展開かな、と思っていたら、最終的にはダイスこそ出現させるも「サイコロの出目に関係なく、物質の持つエネルギーは、その物質の質量と光速の2乗を掛けたものに等しい」と、要するには物理攻撃していて笑った。でもいちおうE=mc2の説明をしてるのがまた憎い。

照明係とか、パーティに色んな係がいる設定は現実味があり面白かった。また、「新たな冒険の場へと道(ウェーイ)が開き、パーティー一同(パリピ)はみな」と、道に「ウェーイ」がルビがついててまた笑った。ずるい。


スペースサメハンター(あぼがど)

オールトの雲から出現するサメと、サメハンターのお話。の最終話。

トンデモギャグものかなーと思って読む優先度を下げていたけど、高評価の様子なので読んでみたら傑作だった。「サメ×宇宙」がお約束で進む物語は読み心地がよく、そして何より随所に笑いが満ちていた。

屠鮫銛(シャープ―ン)とか、武装展開(パドルドレス)とか、ギャグテイストのルビ芸もおもしろいし、JSDFとかコルベットとかムーンベイとか、用語のミリタリ色・SF色もまた外連味があってかっこいい。

それでいて「まさか君は……デスフラグ大佐!?」はあまりにあんまりで噴きだしてしまった。子どもに「え…どうしたの?」とドン引きされた。

と、終始パロディ系ギャグテイストで楽しませてもらえるものかと思いきや、タキオンを用いたサメによる過去干渉と、これに対応すべくゼロ距離でタキオン魚雷を撃ち込むラストバトルのスペクタクルは普通にかっこよくて、かつ、それにより時空間が混濁する描写はまさにまさにSFであり、魅力があった。スケールの大きさも含めて、まさにエンタメという爽快な読後感が得られた。


まずは笑ってもらおうか。すべてはそれからだ。(冬寂ましろ)

まだ売れていない女性漫才コンビ二人が異世界を旅するお話。

ユルい掛け合いが心地よく、やわらかなキャラクターをじんわり楽しめる小説。漢字のせいか、お笑い芸人「北陽」の伊藤ちゃんを想起した。

トイレの扉が異世界に通じていて、それは広大な草原で、不思議な生き物がいて…。という設定は不思議の国のアリス的でありつつ、この二人なのでやはりユルいお話で、優しい絵本も思わせる。なんというか作者の二人に対する暖かな眼差しを感じるお話。

こうしたキャラクターを描けるのはずるいよな、と思う。


壊物アバウトサスカッチ(ハギワラシンジ)

カップ麺に放精を促す「しゅいんちゃん」との不条理な掛け合い。これ以上のあらすじは書けない。

力技というか、無理やりねじ伏せるように楽しませられる作品。こういう文体も発想もどうやっても自分にはできないので、すごいと思うし、過去作から通してみても、これをスタンダードに確立した作風として出せる技量は羨ましい。

下ネタではあるが、「しゅいんちゃん」と、これに虐げられる主人公とのキャラしっかり勃ちすぎててすごい。まずここで読ませられる。

と思いきや突如登場する固め文章のギャップの妙味や、「発音できない固有名詞」のおもしろさは、傑作『古麺拉歌集を吟じる護麺官ヌードリアス』『異種姦だる』で培われた技術がさらに昇華された印象。あと本作もきちんとラーメンモノであるのを守ってる点もポイントが高い。

ラストに向けての物語の収束がイマイチ理解できないのが残念ではあった。なにしろ物語全体が不条理なので、読み込み不足かもだが、わかりやすいラストがあると初心者には優しかったかもしれない。が、この物語にそんなわかりやすさは求めるのは無粋、とも思うので、このあたりは難しいところ。

いずれにせよ、今回もまた傑作だった。


アサギユメミシ(玖馬巌)

【島】でテストを受ける生徒たちのパートと、戦闘機隊のパートとが交互に描かれる。

戦闘機隊の描写はミリタリモノとして安定のワクワク感。これと【島】の学校パートとがどう関連するのか、という点で興味を惹かれる。

AIの意識を仮想空間に走査させる、というオチはおもしろかった。意識とはないか、あるいは集合意識はあるのか、それらが戦闘という存在の有無がかかる状況でどうふるまうのか、といったことを考えさせられる端緒となるお話だった。


酸性雨(辻井豊)

「さなコン3」の作品執筆に頭をひねる主人公と、同「さなコン25」に取り組む同人物との世界が交互に語られる。

入れ子世界が交互にシンメトリーに描かれる感じは面白い。どちらの世界にも酸性雨が降っていて、一体何が起こるのかと期待させる。また、やがてどちらがどちらかわからなくなる、というのも胡蝶の夢的でおもしろい。

環境保護団体の「スナップエンドウ」がかわいらしさがありつつ、ゆえに性質の悪そうな感じというか、現実に在りそうな感じがして、おもしろみのあるネーミングだった。

酸性雨の必然性や、主人公が両世界のキーマンであるとして、それぞれの世界の様相がなぜそのようであらるのかの必然についても、もう少し深く知りたくなった。


GAME:FELICITÀ(広平周)

舞台はイタリア、日系人の主人公が父母と車に乗っていて、タブレットに現れた不思議なアプリを操作するお話。

すごく読まされる作品だった。ハラハラした。子ども視点の物語の眼差しがかわいらしくもあり、それでいてリアリティも高くて、違和感なく物語に引き込まれる。「ぼうけん」が漢字でなく開かれていたり、クレヨンしんちゃんとか、等身大感もよく描かれていた。(描写の繊細さで言えば、アプリのUI描写も芸が細かくて素敵)。

作劇においても、冒頭でのロケット爆破で「物語の謎」が示され、読者はアプリの正体が気になりつつ、主人公を取り巻く世界の問題が、それも世界情勢から身近な友達の話までが自然に語られ、これらが語り口の良さゆえにスッと入ってくる。扱う問題は現代における様々なそれが多岐にわたるが、スケールや質の異なるそれらをまんべんなく提示できているのがすごい。

アプリからの問いに対して、身近な人の登場により主人公は違和感をえる。ここの仕掛けがうまくできていて、1つ目にはロシアから脱出する人たちという、「正解」はわかりつつも遠い話だが、ここから次にはいきなり「弟」という身近な問題にジャンプインしてくる。ここでめちゃくちゃハラハラする。車が揺れる描写は明らかに作者の悪意 巧みな小説テクニックで、ここもドキリとさせられた。

そして最後となる3つめの問題が、娘を連れようとする離婚した父親で、この問題設定が絶妙だった。客観的にみれば父親は悪であるが、では断罪していいかといえば、父親もまた誰かに愛される人ではある。この難しい問題に対して「そうではなく子供が幸せになることが大事なんだ」という深め方はすごい。こうして書きだすと、子どもにしては高度な回答にも思えるけれど、描写として全く違和感なく描かれている。

3つの問いがなぜアプリにとってNGだったのか、アプリの意図はなんだったのか。いま振り返ってみると、問題に対して「誰かを懲罰する」という選択肢を選ばなかったとき、残回数が減ったことに気付かされる。逆に言えばこのアプリは「懲罰させる」アプリであり、物語の扱う「悪」とは「二元論的問題解決」ということになる。ちゃんと考えないとわからなかったけど、そう捉えるとこの物語のメッセージはシンプルであり、そして強い。

なぜ主人公はイタリアへの移民でなければならなかったか。特に著者は過去作では上海を舞台に、かつその情勢をしっかり描いていて、てっきり中華圏系の舞台設定を得意にされてると思ったので、イタリアは意外だった。
この答えはわからないのだけど、中国語や、非自由主義圏や、さらに英語圏も扱いたくなかった、というところだろうか。イタリア語だと、作中の横文字がすぐには読者には判読できず、登場人物のもどかしさを共有できる。
他にも、言語的ボーダーにいることの意味もなにかありそうだけど、違うかも。

すごく面白くて印象に残る作品だった。
ただ子どもがアプリを操作してるだけなのに、世界が描かれ、カタルシスがあり、そして向き合うべきメッセージがあった。


二十番目の扉の向こう(秋待諷月)

ネットで知り合った友人と、20回の質問で相手の連想を当てるゲームをする話。

20回の質問について、大きなところから絞り込んでいくロジカルな推理がまず読みごたえがある。推理の中身は、言われればそれはそうなんだけど、何もないところからこうした推論をすることは誰でもできるわけではないし、癖というか傾向の解説というかテクニック的なところも語られ、主人公がこのゲームに慣れていることを示していてよかった。

相手の反応や、反応を探る主人公の様子や、それらが意外であるシーンがアクセントあることや、人間対人間の駆け引きがしっかり描かれていて、ゆえに舞台設定こそ単純ながら、すごく引き込まれた。というか、単純なゲームをきちんと「読ませる小説」にしていてすごいと思った。答えは何だろう、という興味も大きかった。

だんだん様子が不気味になっていき、ラストは潔くて、短編としてのキレもよかった。ひとつ惜しいと思ったところは、オチが薄々読めてしまったことで、ここをさらにうまくミスリードできると、さらにオチの意外性が炸裂した気はする。


箱(レニィ)

魔法と魔術のある世界で、箱の解析をする新人社員と先輩社員のお話。

これもまず第一にはキャラクターを楽しめるお話で、新人と先輩、というペアはオーソドックスではありながら、その掛け合いが気持ちよく、親近感も沸いて、楽しく読めた。こういう二人、いいよなあ。

魔術と魔法を巡る背景設定がけっこうしっかり考えられていて、世界観の奥行きを感じさせられた。

「箱」は、例えばノートパソコン(=読者の世界には当たり前のもの)を異世界の人が解析している、というパターンの話かと最初疑ったが、そうではなく、きちんと「不思議な箱」だった。箱の外観描写が最初にあると嬉しかった。

パズルが具体的にどのようなものかはわからなかったが、きちんと構成された設定があることは文章からうかがえ、パズルの仕掛けの詳細がわからずとも、主人公たちの試行錯誤や、一歩一歩謎が解けていく道程はきちんと伝わってきて、難なくエンタメとして楽しむことができた。

今回の「箱」のエピソードのあと、次に二人がどんな謎に取り組むのかが楽しみになる作品だった。


戦略級魔法少女は輝く未来の夢を見ない(サクラクロニクル)

「戦略級魔法少女」の素質を持ちながらもなかなか変身できない少女と、先輩魔法少女の話。

「メカクレ系モブ顔」とされる主人公のモノローグがくどくどと語られる様がハイライト。先輩との妄想やらトリップする様子がしっかり描写されてて見事だった。このあたりは強靭な筆力でぶん殴られる感じ。楽しかった。

魔法少女に「戦略級」とか「殲滅系」とかつくのもミスマッチが面白く、実際にラストの圧倒的な攻撃は爽快感があった。ぜひ映像化してほしい。というか日本軍なんだ。

安心して最後まで楽しめる魔法少女エンタメだった。

若干設定(世界設定というよりは物語の設計図)の消化を急いだ感や、予定調和は感じた。夢と現の対比や、主人公と宇津々の間の障害をもっと描いてほしかった気もするが、字数を考えればそれはない物ねだりかもしれない。


銃後の爆弾 (坂水)

戦争で焼け出された主人公と、お姉さんと件(件)の話。

戦時の描写というか文章がとても引き込まれるもので、世界観に浸れた。ディテールもとても読み心地が良い。カンの良いお姉さんと件(くだん)と、という組み合わせもおもしろいし、件はいわゆる件というよりは猫に近いイメージに読め、なんとなくほっこりした。

広島で、お姉さんがお嫁に行ったがうまくいかず、防空壕があって、と、『この世界の片隅に』も思い出す話だった。


銀河蝶の舞う頃には(九頭見灯火)

3つの探査機の信号を合わせるとメッセージが……、という導入は王道SFの趣があり、非常にワクワクした。米国大統領の登場など、全地球規模の社会を背景にしたファーストコンタクト、そして宇宙の秘密。モチーフが文句なしにSF。

特筆すべきは宇宙理論アイディアで、紐ではなく渦であり、その渦とは……、という「秘密」が明かされていく様は興奮した。これもまた見事にSFの醍醐味が描かれていて、大好き。

複数回のガンマ線バーストの生起タイミングがかなり近く感じたが、これはあくまで必然ということなのだろうか。宇宙論的時間軸の事象と、人間スケールの物語との整合が、読み切れていないところはあるかも。

また、知性というテーマについて、人間の知性、高次思念体の知性、そしてなにより探査機に宿った知性がどのように駆動し、それらはどう違うのか、という点にも興味を持った。主題の中心や、字数の都合で、ここを深掘るべきかは議論はありそうだけど、読みたかったところ。

蝶のシーンの壮大さは圧巻の一言で、論理立った文章が続くなか(すでに述べてるけどこうした文章は大好き)いきなりパッと視界が啓かされるような、鮮やかさが素晴らしかった。そのうえで、渦の理論アイディアの話も伏線として機能させつつ「こころ」の話に、つまり人間の話にフォーカスしていて、物語の構造としてよくできてると思った。


オーロラ星雲の大河(丸山弌)

ガラクタ星に住む主人公と、彼女と、猫が、チャンスは残り三回といわれるジュエリー星への移住を試みる話。

ガラクタ星とジュエリー星というネーミングにもみられるとおり、星新一にもありそうな寓話的なお話だった。移住の真相について「そうきたか」という感じ。

大河が交錯して星間移動が可能になる、という世界観もまたおとぎ話のようでロマンあふれていて、魅了された。

猫が生きてて嬉しかった。


レタス山盛り、オニオン、チーズ(げんなり)

幾人かの視点人物が、おそらくは現在で日常を過ごす話。

視点が動いたことに気付けなかったが、よくよく読むと3人くらいいることに気付かされる。やはり読みにくいというよりは、そういう文体として、細かいことを気にせず楽しめる作品。ニュースに対する姿勢なり、バイトのモノローグなり、高所作業時なり、それぞれがまさにその人物の目線として描かれ、息づかいが聞こえるよう。

モノローグで語られることはどこか離散的ながら、でも人間の思考って普段そうだよなという、頭のなかが読みやすく文字化されたような、自然でいておもしろい文章の雰囲気がすごくよかった。

「三回」の意味はわからなかった。が、ラストの三行がとてもよくて、人間であることを肯定すれば「チャンスはあと三回」であり、否定すれば「永遠」なのだけど、これがどちらが正しいかわからない。窮屈なプレイヤー(=人間)であるよりも、プレイヤーであることを捨てたほうが却って自由(=永遠)にも思え、とは言え、では人間棄てていいんだっけ、という問いを逆に突き付けられてしまう。それは普遍的な問いに思えた。

そういえばタイトルの意味って何だろう。


春の繭:月光/陽光(久乙矢)

最後にもう一度自作宣伝。

軌道フックで作戦行動中の航空自衛隊・航天科エースパイロットの話(「月光」)と、世界を危機に陥れる三百人委員会の陰謀に抗う高校生の話(「陽光」)です。ペアなのでどっちから読んでもよいです。ガンダムです。


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