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冬の色は空の色 (シロクマ文芸部、エッセイ)

冬の色と聞くと、空の色が浮かぶんだよなぁ。
冬の色は、空の色。

と、声に出して言ってみて、「『車のいろは空のいろ』って本あったなぁ」と、思い出した。


小学生の頃だろうか。
父が「昔(パパは)、この本が好きだった」と、買ってきてくれた記憶がある。
表紙(と年代)からするに、「車のいろは空のいろ 白いぼうし」と思われる。

気になって調べてみたところ、なんとシリーズ第4作まであるらしい。
私が学校へ通っていたときには、既に第3作まで出ていたようだが、知らずにいた。

ちなみに、ポプラ社 こどもの本編集部 さんのnoteでも紹介されている。

先般、ライトノベル『"文学少女"シリーズ』が完結していたと知った。
それと同様、「車のいろは空のいろ 白いぼうし」を読み直し、第2作〜第4作も読みたくなってきた
(ただでさえ膨大な積読本が、また増えそう…)。


…さて、冬の色に話を戻す。

なぜ空の色が浮かんだのか。
これまた、なんとなくだが…。

ふと空を見上げ、「果てしなく広がるって、こういうのを言うんだよなぁ」と感じた。
それが、特別なイベントもない普通の日、でも季節が冬だったことだけは確実。

そうした、曖昧さと鮮明さを兼ね備えた記憶が、冬の色は空の色と思わせるのだろう。


その記憶にある色は何色だろう…と、「暦生活」さんの「〇月のいろ#にっぽんのいろ」のコーナーを見てみた。
「これだ!」となったのは、以下の5色だ。

11月のいろ 至極色
12月のいろ 赤白橡
12月のいろ 留紺
1月のいろ 天藍
1月のいろ 鉛色

(各リンク先の最終閲覧日:2023年12月9日)

このコーナーを見るだけで、素敵な写真や初めて聞く色に出逢えた。
つくづく、色が無限の可能性を秘めていることに気付かされる。


雪。
温かい料理。
クリスマスやお正月、成人式といった行事。

そうしたモノ・コトからも、いろいろな色が連想される。


けれども今の気分は、やっぱり空の色だなぁ。


※当記事は、こちらの企画への参加記事です。

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