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美しすぎるアニメ作画について思うこと

最近のアニメの作画が、あまりにも美しすぎる。
臨場感が凄まじくて、目が離せない。

私が子供の頃に見ていたアニメの作画は、今のように綺麗ではなかった。あまりに汚い絵は作画崩壊と呼ばれ、批判されることもあった。

でも今振り返ると、あのクオリティで良かったと思うこともある。

見方を変えれば、視覚的な美しさに頼っていない分、子供たちの想像力が試されていたのではないだろうか。

実際私は、キャラクターの心情や風景など、絵で表現しきれていない部分は頭の中で補完していた。
それはすごく楽しい作業だったし、私の数少ない取り柄である想像力は、その時に養われていたのだと思う。

このように考えてみると、作画は美しくあるべき、という概念も少し改めて良いのかもしれない。

とはいえ、やはり美しい作画には感動させられるし、何度も繰り返し見てしまう。これ事態は別に悪い事ではないのだから、あえて否定することもない。潔く存分に楽しむのが、作り手への礼儀だと思う。

だけど同時に、子供の頃に見ていたアニメをときどき見返して、子供時代のあの気持ちを思い出すのも、また一興ではなかろうか。

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