『消』の言い訳

 まつ子です。昨日、monogataryに『消』を投稿しました。

 先月、先々月、忙しくって全く投稿ができなかったのですが、一日10分でも書くことを続けると力が付く的な話を聞いて、また小説を書き書きし始めました。今日もがんばって書こうと思ったんですけど、今日のお題が「夜中にこっそり書いた物語」ということで、昨日書いた『消』がそれだったので、今日は新しく小説を書くのはお休みしようと思います。(今日のお題を見て、「え、昨日書いたやん」ってmonogataryあるあるじゃないですか?違う?笑)  

 その代わり、ここで昨日書いた『消』について、解釈というか解説というか言い訳というか、を適当に書いてみようと思います。一日10分書くのが目標なら、これでも良いかなと。(ここまで読んでくださった方はお気づきかもしれませんが、このnoteはゆるくいこうと思ってますよ。よろしくね。)



 さて『消』ですが、これはお題「朝露」に沿って書いた小説です。朝露、調べてみると秋の季語とか切ない思いを書くときに使われるとか。なので思い切って切ないものを書いてみました。

 私は実際の体験や聞いた話から発想を得て書くことが多いですが、今回は実際の体験が元になっています。でも主人公の気持ちと私の気持ちは全く違います。もし私のリア友が『消』を読む場合には、ここに注意していただきたいですね。(私の恋人の場合、ちゃんと埋め合わせをしてくれたんでね笑)今回は「切ない」に全振りしようとして、あの仕上がりになりました。

 はじめ、朝露が消えて小説が終わることを想定して書き始めました。「朝露は、音もなく消えた。」これが最後の文になる予定でした。でもあまりにしんどいので、朝露が消えるのは無しにしました。タイトル『消』は書き始める前に付けましたが、「消える」にしなくて良かったです。monogataryに投稿する時はいつも、下書きもプロットもなくスマホで衝動的に書き始めるので、タイトルは最初に決めてます。書き終えてから変更するときは一度投稿してから直さなければいけないのでとても面倒くさいです。今回はそう面倒くさいことにならなかったのは良かったなって。最後は、彼女が「約束の時までに彼が戻ってくるように」と願う気持ちと、「戻ってこなかったときに彼を責めたくない」という気持ちとともに、消えそうな朝露を見守るところで終わります。最後の文「まだ消えていない。まだ、消えていない。」を思いついた時、私は天才だと思いましたね。(突然の自画自賛。失礼します。)いい感じに切なさが滲み出た文になったなって。ふふ。

 はじめの文の、「朝露が消えるまでには戻ってきてね。」はさすがに不自然だったかな。なんだか無理矢理「朝露」を引っ張り出した感じがありますね。でもそこは、「このカップルは文学部文学科卒なので、季語みたいな言葉が出るのは日常茶飯事である。」という裏設定を付けておきましょう。2人は語彙と感性が豊かなんですよっと。


 『消』の主人公は、「彼氏ともっと一緒にいたい」という気持ちを押し込んで良い彼女でいようとしています。恋愛に限らず、自分が我慢することでその場が平和に保たれることって多いですよね。その我慢が他の場所で発散されるとまだいいですが、そうでないと自分が辛いばかりですよね。こういう時、世の皆さんはどうやりくりしているのでしょうか。ちゃんと我慢の見返りはやってきてくれるのでしょうか。何よりも平和を求めがちな優しい皆さんが、心穏やかに今日を乗り切っていることを願わずにはいられないですね。


 今日はこの辺で終わりにしようと思います。最後まで読んでくれて、ありがとうございます。自作の言い訳、他のものも書こうかなと思います。その時またお付き合いください。それでは。

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