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かつて子どもだった君たちへ〜後編〜



前編はコチラ
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私が多忙な中学高校生活を送った結果・・・・・・・・・・・・


病みました!!!!!!


心療内科にお世話になる程マジな病気です。

中学時代
私が通っていた中学…というか自分の学年はまぁー荒れてたんです。
毎日のように物は無くなるし窓ガラス割るし先生に暴言。他校の不良に因縁つけて警察沙汰。不良たちは通学路やスーパーの駐輪場でたむろして煙草をふかしてした。

それを見兼ねた両親は私に勉強することを勧め、中学1年の4月で学習塾に入れた。
何故なら学業の成績が良いことで先生や同級生から一目置かれ、不良たちに絡まれなくなるからだ。
これは両親の経験でもある。

さらに私は小学生の頃に鼓笛隊でトランペットを吹いていたこともあり、吹奏楽部に入部した。

こうして私の中学校生活が始まったワケだが、不良たちに目をつけられぬようとにかく息を潜めて過ごしてきた。

高校時代

塾に通いつつ、同級生たちと深い付き合いをしてこなかったおかげで第1志望の高校に進学。
絶対に行きたかった高校だったので胸を弾ませて入学した。これが地獄の始まりだったことを知らずに……


99%の人間が大学進学するような、所謂「地元の進学校」ってヤツだった。
せいぜい田舎でほんのちょっぴり優秀だった私は最初の授業で挫折。テスト返却で赤点回避の確認だけしたら見直しや反省もせずすぐにゴミ箱へポイ!
これは大変恥ずかしながら卒業まで続いた。

部活動は体力も身体能力も無いくせにバドミントン部に入部した。

当たり前だが、周りは運動部経験者、あるいは身体能力に自信のある人。
吹奏楽部から運動部入部した私は本当にアホだった。

練習にもついていけず、同期からは見離され、
毎日顧問に叱られていた。
忍耐力だけは無駄にあったので辞めなかったが…

そして蓄積してきたストレスは遂に、高校3年の夏休み手前という受験生にとっては超超超大事な時期に爆発してしまったのである。



現在は2ヶ月に1回心療内科に通院し、薬の服用で病気は緩和されている。しかし、人生を左右する大切な時期に心身をぶっ壊してしまったため、実に多くのモノを失ってしまった。

10年ぶりのポケモン

大学4年になりテキトーに実験や卒論を進めている中、研究室の同期から「過去最高傑作だから是非プレーして欲しい!!!」と念を押される形で購入した。
※実際にプレーした際の感想は前編に載せているので割愛させていただきます。

ひと通りクリアして感じたことは
「絶対今の20~30代向けでしょ」

私の知る限り、今までのポケモンはポケモンと共にライバルと凌ぎを削りあってチャンピオンを目指す!そして悪の組織が抱いている野望を主人公の手で阻止する!という未来へ向かっていくストーリーだった。

しかしポケモンSVは逆だった。
主人公と関わる主要人物たちは、既に何かしらの暗い過去を抱えた状態からのスタートだった。

ネモ
初登場時から既にチャンピオン。ポケモンバトルがとにかく大好き。生徒会長を務める優等生だけあり、コミュニケーション能力が高い(たまにウザイが…)。努力したからこそ最年少チャンピオンに輝いたのにも関わらず、周りからは「元々天才なんだから仕方ない」の一言で片付けられてしまい、孤独となった主人公のライバル。

ペパー
主人公が冒険する地方で有名な博士の息子。料理が得意。研究で忙しい両親にネグレクトされたこともあり嫌悪感を持ちつつも大怪我を負ってしまった相棒を治すため奮起する先輩。

ボタン
いじめられっ子の居場所を作るためにスター団という組織を結成したが、それが大きなトラブルに発展してしまい責任を負ってしまった内気な少女。機械操作やハッキングが得意。

他の登場人物(スクールの先生やジムリーダ、スター団のボスたち)にもそれなりの過去を抱えており、彼らの物語にも強いメッセージ性が込められていた。

初心忘るべからず
かつて金銀やダイパで遊んでいた子どもたちが現在は大人になって社会人となり、扶養側に代わった人も少なくないと思う。そして私含め、誰もが大人になる過程で多くの辛酸を味わってきたに違いない。

自立しなければならない、自分の存在意義が見いだせない、働いて貯金をしなければならない、将来への不安・・・



だからこそ、学校から帰って友だちと集まってDS開いたあの時を忘れないで欲しい。

夢に満ち溢れ、仲間がいて、怖いもの知らずの子ども時代に。

あの時のように固定概念に囚われず、自分らしく輝いて欲しい。

私は確実に受け取った。

ありがとう

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