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2022年第1節 アビスパ福岡vsジュビロ磐田 アビスパ側の採点(及第点5.5)、寸評


掴みかけた勝ち点3は、最終盤の失点でスルリと逃げていった。
悔しさの残る開幕戦となってしまったが、チャンスの数では大きく上回るなど今季もJ1で結果を残せるという期待を抱かせる内容だったことも事実。

次節で堅実に勝ち点3を得ることで、この教訓をいかしたい。

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スターティングメンバー


GK 31 村上昌謙 6.0

昨年と変わらぬ、安定したパフォーマンスを披露。
失点のシーンも責任は問えない。

DF 29 前嶋洋太 7.0 (78分OUT)
前半はややプレー精度を欠いたが、思い切りの良さで後半躍動。
61分にチームの今シーズン初ゴールを決めた。

DF 33 ドウグラス・グローリ 6.5
空中戦の強さはもちろん、危機察知能力がピカイチ。
決定機の手前で防ぐ職人っぷりで決定機をほぼ作らせず。

DF  5 宮 大樹 6.0
グローリとは異なり、こちらはカバーリングで大きく貢献。
終盤、磐田が右サイドの大津祐樹から侵攻を試みたが、志知と2人で防ぎ切った。

DF 13 志知孝明 6.0
多少不利な体勢でも身体をぶつけボールを奪う場面は彼の見せ場。終盤はプレーするサイドを狙われたが、自由にやらせなかった。

MF 14 ジョルディ・クルークス 7.0 MAN OF THE MATCH (78分OUT)
切り返しの深さやキックの精度はもちろん、スタッツを見るだけでもいかに圧倒的だったかが分かる。チャンスクリエイトは3回でチームトップ。ドリブルに至っては6回仕掛けて全て成功だった。コンディションも良く、相手チームの悩みのタネとなることだろう。

MF  6 前 寛之 6.5
前半はらしくないプレーもあったが、後半は圧巻の出来。チームトップのスプリント回数と読みのスキルで、ピッチに2人いるかのような錯覚さえ抱かせた。

MF 19 田邉草民 6.0
SHでもこの日のCHでも卒なくこなすユーティリティさはチームの強み。
積極的にボールに絡み、チーム最長の走行距離を記録した。

MF  7 金森健志 6.5 (73分OUT)
昨年は右SHを中心にFWでもプレーし、この試合では鹿島や鳥栖時代によくプレーした左SHで出場。どこで出てもガムシャラで全力な走りが目立つが、落ち着いた切り返しから先制点をアシストした。

FW 11 山岸祐也 6.5 (78分OUT)
前線から守備をし、ポストプレーをこなし、中盤と相方のストライカーを繋ぐ姿はまさに潤滑油。
今季も重要な選手になること間違いなし。

FW 17 ルキアン 6.0 (90分OUT)
ただのストライカーではなく、守備意識の高さも見せた。パスの出し手と合わない場面も多かったが、嚙み合えば豪快なゴールを決めてくれそうだ。

途中出場

MF  8 杉本太郎 5.5 (73分IN)
目立つ場面は多くなかったが、素早い帰陣をみせるなどチームの状況を考え堅実にプレーした。

DF  2 湯澤聖人 6.0 (78分IN)
スタメンは前嶋に譲ったが、ピッチに立つと安定感を見せた。
強度の高さは昨年のサロモンソンとも、前嶋とも異なる武器。

MF 39 田中達也 6.0 (78分IN)
右SHに入り、持ち前のスピードでサイドを何度も疾走した。
その姿に、昨シーズン限りで引退した田中佑昌を重ねたサポーターもいたのではないか。
新たなスピードスターは、これから何度もスタンドを沸かせてくれることだろう。

FW  9 フアンマ・デルガド 5.5 (78分IN)
トップフォームまではもう少しか。
特徴的な髪色は新たなピッチ上の目印になりそうだ。

DF 15 熊本雄太 採点なし (90分IN)
キャリア初のJ1リーグでのプレーだったが、ほろ苦いJ1デビューとなった。
今後J1に慣れていくなかで強度の高さと身体を投げ出す姿勢を身に付け、ベススタのピッチで鉄壁の守備を見せてくれることに期待。

監督   長谷部茂利 5.5
危なげない展開から先制点を奪い、5バックにして逃げ切りをはかる。
得意なパターンは出来上がっていたはずだが、終了間際に落とし穴が待っていた。
とはいえ開幕戦に照準を合わせるのではなく試合を重ねながら完成度を上げる監督であるため、この悔しさも糧としてくれることだろう。


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