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2022年 第19節 アビスパ福岡vsFC東京 レビュー、アビスパ福岡側の採点・寸評

試合内容




「先制したのに逆転され、同点に追い付くのが精一杯」か「逆転を許したが、諦めず同点に追い付いた」か、見え方が大きく変わる試合だろう。
本来ならば勝ち点3がほしかったが、私は後者、ポジティブに捉えたい。ルキアン、フアンマという助っ人コンビが結果を出したことで、今後へ期待が増している。守備では2失点したが、ブロックを作り自分たちのペースで戦えた前半はほぼ完璧な試合運びだった。
次節は中3日で迎える、ジュビロ磐田戦。残留を争うライバルとの試合前に、連敗を止めある程度自信を取り戻せたものを、次戦に思う存分発揮してほしい。


採点(及第点5.5)、寸評

GK 41 永石拓海 6.0
J1デビュー戦は2失点と、結果には満足できないだろう。それでも、99分の見事なシュートストップで、勝ち点1獲得に大きく貢献したことを評価したい。

DF 29 前嶋洋太 6.0 
先制点の場面ではフアンマのゴールのアシストをアシスト。その他も出足よく、攻守にクオリティの高さをみせた。

DF  3 奈良竜樹 5.5
積極的に奪いきる守備を狙うも、潰しきれない場面も少なくなかった。高さ、強さを備えるため、あまり中央から動いてほしくない。

DF  5 宮 大樹 5.5 
CKから惜しいヘディングを放つ。一方でキックというもっとできるはずのところが今ひとつ。

DF 13 志知孝明 5.5
自分のエリアを粘り強く守りながらSHの支援という、SBらしい働き。

MF 19 田邉草民 5.5 (88分OUT)
特に前半はバランスを保ち、見事なゲーム運びに貢献。ただ後半は打ち合いとなり、相手の勢いを止められず。

MF  6 前 寛之 5.5
ピッチのどこにでも顔を出し、キャプテンとしての勝利への気持ちを感じた。先制点にも関与。ただしプレーの精度は本来のものとはいえず。

MF 14 ジョルディ・クルークス 5.0 (45分OUT)
積極的に前線からプレスをかけ、FC東京に自由を与えず。ただし本来の持ち味は発揮ならず。イエローカードを受け早期の交代となった。

MF 39 田中達也 5.5 (66分OUT)
スピードをいかし、何度もチャンス間際にまでは持ち込んだ。ただし、最後の精度をことごとく欠いた。

FW 17 ルキアン 6.0 (82分OUT)
簡単なシュートではなかったが、ネットを揺らすという得意な仕事を遂行。フアンマとの組み合わせも改善気味。

FW 11 山岸祐也 6.0
先制点をアシスト。終盤はポジションを変え疲労も大きかったが、それでも90分間プレーしたことに「福岡のエース」への期待を感じる。

途中出場

MF  7 金森健志 5.5 (45分IN)
攻撃に特徴を持つ選手だが、むしろ守備で大きく貢献。数少ないチャンスだった、58分のシュートは惜しくも正面。

FW  9 フアンマ・デルガド 6.0 (66分IN)
諦めず走り切ったご褒美の、PK奪取。落ち着いてGKの動きを見て、勝敗を左右する局面を決め切った。

FW 16 渡 大生 採点なし (82分IN)
「渡大生」を感じることはできたが、まだトップフォームではないか。

MF 40 中村 駿 採点なし (88分IN)
何かを変えるというより落ち着かせることに長けており、スタメンのほうが輝くプレーヤーか。

監督   長谷部茂利 5.5
基本に立ち返り、強固なブロックからカウンターでリードして前半を折り返した。ところが後半は相手の土俵に乗り、金森を除いた交代は逆転を許してから。それでも投入したフアンマがPK奪取とPK成功と大仕事を成し遂げた。

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