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自分の顔なんて見たくなかった。

約4か月ぶりに美容室に行ってきた。
仕事を辞め、鬱になってから自分のために何かをするという時間は久しぶりだった。
いつものスタイリストさんは本当に気さくで、毎回曖昧なイメージで行っても丁寧にカウンセリングをしてイメージを固めてくれる。
仕上がりも毎回完璧すぎる。(だからこうして何年も通っている。)

髪を切られながら、こんなことを思っていた。
”自分の力(カウンセリング、技術等)で目の前の人を最高にかっこよくするというのは素敵だな” と。

目の前の人に、自分の持っている全ての力を使う。
その結果、ぱっと顔が明るくなったり最高の笑顔を見られるというのはとても尊いことだ。

美容室に行く前までは、自分が地に落ちたという感覚が顔に現れているような気がして、自分の顔を見ないようにしていた。しかし、今はだいぶ雰囲気が変わって鏡で自分の顔を見れるようになった。自分でも驚くほどに。
気の持ちようだ、なんて言葉で片づけてしまえば簡単だが、この感覚は私の中ではかなり重要な部分だ。

未来のことなんて全く考えられなかったけれど、
美容室に行ったことをきっかけに、また仕事がしたいと思えるようになった。

私も、目の前の人と向き合いたい。

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