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自己紹介に悩む…。

会社を辞めるまでは、自己紹介に悩む事はあまりなかった。
悩む事があるとすれば、自分がやっていた仕事が説明しにくい時や、タイトルとやっている事が合っていなかった時くらい。つまり、自己紹介=自分の仕事の紹介で、それ以外の要素が必要な自己紹介をする機会がほとんどなかったのだ。

3月末に長年勤めていた会社を辞めた。そして、この春から大学院生になったのだが、途端に何度もやる事になった「自己紹介」に戸惑いを隠せなかった。自分の何をどう紹介したらいいのだろう。これまでの人生で最も長い時間を過ごした場所は辞めてしまった会社なので、どういう業界でどういう仕事をしていたか…は外せない。それと、趣味? 名前以外に、仕事と趣味を告げるだけで、私がどんな人なのか相手に伝わるのだろうか。

結果として、どうやら多くの人に伝わったのは、航空業界で働いていた事、そして、学部生からそのまま院生になった学生から見たら親の世代の年代だという事の2点。年齢については、自己紹介からではなく見た目で分かったのではないかという気がしなくもないけれど、あらためて自己紹介の難しさを感じる経験だった。

大学院での自己紹介は、その後の授業やグループワークで挽回できるかもしれない。一緒に作業する中で、徐々に人となりを知ってもらえる可能性はある。でも、就職活動や受験の場での自己紹介は、それで相手に興味を持ってもらえなければ次に繋がらない。今、懸命に就職活動をしている人たちは、きっと自分の経験の棚卸しをして、その中で自分の長所をハイライトしつつ、簡潔にまとめた自己紹介をスラスラと言える状態なのではないだろうか。棚卸しした自分の経験の何をハイライトしたらいいのかは、自己紹介をする相手による。相手にどういう人だと思われたいのか、という事だ。

今回、note を始めようとして、またプロフィールに悩む事になった。そして、ご覧の通り、今はまだあまり人の印象に残りそうにないプロフィールになっているが、それは私が明確な目的意識を持って note を始めようとしている訳ではない事の表れでもある。ちゃんとした(と私が思える)プロフィールが書けるまで待っていたら、いつまで経っても始められないので、とにかくやってみる事にした。やってみて、やっていく中で得られる経験から学んでいけたらいいなと思っている。まずは、楽しみながら無理なく続けていきたい。


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