見出し画像

子供は親を見て育つ

主人の妹には、現在12歳の女の子と9歳の男の子がいます。12歳の姪(Ⅿちゃんとします)は、ほんっっとうに良い子です。いつかシッター料金を払ってあげないといけないんじゃないかというくらい、年の離れた従姉である私の娘たちの面倒をよくみてくれています。

Mちゃんが産まれたのは私が主人と出会って結婚してから。産まれた時からのつきあいです。12歳の現在は、もう大人の一員として会話しています。

この甥姪は、義妹が実父を嫌う影響を少しずつ少しずつ受けて育ってきました。Mちゃんがまだ6歳くらい、甥のKくんが3歳のころ、実父はあけすけに「俺は幼児は苦手だ」と豪語していました。義妹は、実父に少しでも祖父としての自覚を持ってもらおうと、シッターをお願いしたりしたことがあるそうです。

「苦手」というオーラを、子供は敏感に感じます。

結果としてMちゃんとKくんは、緊張の余り6時間近くのシッター時間の間、「お水が欲しい」ということを実父に言えずにいたそうです。夏じゃなくてよかったです、危うく脱水症状になってしまいそうでした・・。

私はこれを娘たちが幼児の時に聞いていたため、絶対シッターなぞお願いしないと心に誓いました。オファーはされましたが。

もちろん義妹も、その後は一切シッターをお願いしようとは考えなかったそうです。

そして今。Mちゃんは12歳。義妹に話し方が似てきました。

自分の祖父をMaking Fun of(茶化す)話し方が、義妹にそっくりです。私は複雑な感情を持たずにいられません。Mちゃんは本当に良い子と思っています。人の事を思いやることが出来、かつリーダーシップも持てる、頼りになる女の子です。

しかしながら、私たち大人が実父家族について話すことをずっと聞いていた結果、実父や主人の異母妹を「けなしても良い大人」と認識し、大人が話すようにけなす姿を見ていると、正直とても悲しくなります。これもまた、関わる必要が無かった大人にかかわらざるを得なかった弊害だと考えてしまいます・・・。

「刷り込み」という現象をMちゃんを通じて痛いくらいに理解できてしまいました。悲しいですが、事実です。


子供は、大人を見て育ちます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?