【短歌一首】 水を得て伸びるタワマン密林をなして世界の縮尺たがふ
短歌は散歩散策セラピー&コーピング。
東京湾とそこに流れ込む川の交差点の埋立地や島(ウォーターフロント)には、タワーマンションがどんどん建てられて、街の輪郭は速いスピードで変わる。遠くからみると水からそのまま群生している密林のよう。物と物との距離感や規模感もどんどん違ってくる。
この角度から見ると、本当に密接して多くのタワーマンションが建っていて、密林感が増す。
霊岸島水位観測所は、以前は日本の水位の標準原点(水準原点)を観測する場所だったとのこと。
亀島川に架かる南高橋(みなみたがばし)から南側の亀島川水門を臨むと、水門越しにたくさんのタワーマンションが見える。
南高橋(みなみたかばし)は、東京都中央区の亀島川に架り、通称「桜通り」を通す。東岸は中央区新川、西岸は中央区湊。亀島川最下流に位置する橋。
もうすぐ桜の枝に花が咲き、満開の頃は人がたくさん来そう。
南高橋は、昭和7年に架けられ、都内に現存する鉄橋で車が通る橋としては最も古いとのこと。
子供の頃に父親と兄と南高橋付近に来たときは、川の河口の昔からある小さな街だった記憶がある。今は、東西南北どこを見渡しても高層のオフィスビルとタワーマンションがたくさん見える。
距離感や規模感が昔と全く変わった。まるで昔からあるものと新しいものとの縮尺が異なっているような不思議な感じがする。
猫間英介