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裏山スタジオ建設①

ここは昔の棚田。

我が家は昔は山の奥深くにあって、家まで小さな棚田がいくつも階段のように並んでいた。

山の上にある大きな茅葺の家からはきっと美しい棚田が見下ろせそれはそれは美しかったんだと思う。
村の92歳になる友達(我が家の元持ち主の妹)がそんな話をいつもしてくれる。

そんな棚田には50年ほど前にビッシリと杉と檜が植林された。
本州の田舎ではみんなこうして山をビジネスとして稼働させようとした。
ただ、そのビジネスは海外からの木材の輸入により形骸化することになる。

そんな事情に関係なく、植えてしまった木々たちはどんどん育っていく。
時が経ち、木々は資材として最高の状態になった。
ただしそれは間伐や枝打ちなど手間をかけ続けてちゃんと成長を見守った場合の話で日本中で放置された木々は災害の大きな種になってしまっているのが現状だ。

我が家の元持ち主は全てを見越して山をちゃんと残してくれた。
そのおかげでうちには今すぐ使える立派な木々が何百本とある。

が、、、それは自分で伐採し製材できれば、、、の話。

山の中には重機は入らない。
切った木を運び出すことはかなりの重労働になる。


僕がこの土地に出会った時、自分の山になるこの場所を見た瞬間に浮かんだ景色がある。

その景色を創ろうと思う。

木々はその場所で使えば良い。
きっととてつもなく大変なことだと思うけれど、

それでも手をひとつ加えればそこにひとつの変化が起きる。
変化はそこに変化を連れてくる。

ヨーガの生徒のみんなにいつも伝えているように〝楽しんで励もう〟と思う。


最初に浮かんだ景色に近づくのはきっとだいぶだいぶ先。
それでも一歩目を。

まずはスタジオを建てる。

裏山のスタジオ。

もちろん全てが手作業。
電気もガスもない、水は当然上水道も下水道もないけれど田んぼがあった場所には必ず水の流れがある。
それに傍に湧き水も掘った。

僕らの山は“水の山”だから。
自然の恩恵をありがたく頂戴しよう。



今日から3月に入った。
もう夏野菜の苗作りがはじまるし、田んぼの準備も後ろに控えている。
3月は遠方からのお客さんもある。

ヨーガのイベントや講義、生徒たちとの練習も当然日々のこととしてある。

この一か月を精一杯過ごそう。


文字を書くことが減っている日々ですが、、この裏山スタジオシリーズは最後まで書き続けられますように。。。

ではでは。
今日も裏山に行ってきます。

みなさんもよ~い一日を。

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