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K-POP作曲家、アイドルを目指すあなたが知っておくべきK-POPアルバム10枚 前編(1~5)

みなさんこんにちは!
I'chiba'nスタッフのハンです!

みなさんはK-POPはよく聞いていますか?
I'chiba'nでもK-POPのような楽曲が作りたい作曲家さんやDTMerを対象にしたレッスンを開講しているぐらい、日本でも多くのファンを持っているジャンルですよね。

今回は、K-POPアイドルを夢見ているみなさん、
そしてK-POPのようなサウンドを作ってみたい作曲家、DTMerのみなさんが
必ず知っておくべきK-POPアルバムを10枚を前後編に分けて紹介したいと思います!




01. Seo Taji - Seotaji and Boys (1992)

「난 알아요」(僕は知ってる)

「BERMUDA TRIANGLE」

 全てはたった一人の登場から始まりました。

 1992年、彼は「ヤン・ヒョンソック」(将来BIGBANG、BLACKPINK、IKONなど大物アイドルグループやミュージシャンを発掘したYG Entertainmentの社長、プロデュサーになる人物。)「イ・ジュノ」と一緒に「taejiboys」を結成、当時歌謡曲メインだった韓国のポピュラー音楽市場に初めてヒップホップ、ロック、ダンス曲を成功させ、韓国の音楽市場を大きく変えました。

 「taejiboys」の解散後はロックアーティストとして複数の実験的音楽を発表、多くの人に音楽の夢を与えました。
また、「Nell」、「PiA」など、韓国を代表するバンドを発掘し育成するなど、製作者としても活躍し、韓国では「ゲームチェンジャー」、「文化大統領」と呼ばれる人物ですので、K-POPを作りたい人や、K-POPアイドルを目指す人は知っておかなければならない、常識のような人物です。

 彼は日本でいうとX-JAPANのHideさんのように、音楽を超えて社会的、文化的にもとても大きい影響を与え、現在のK-POPを生み出した人ですので、彼のデビューアルバム「Seotaji and Boys」は、K-POPの歴史で一番貴重なアルバムとなります。


02. H.O.T - We hate all kind of violance…

「Candy」

「戦士の後衛」

 H.O.Tはポピュラさに注力した歌いやすい楽曲をたくさん発表し、多くのファンを得た90年代のアイドルです。
 「SECHSKIES」、「ピンクル」など、「H.O.T」以外にもこの時代に活動したアイドルは、グループによってシンボルや代表色を決めたりするなど、最近まで続いてきているK-POPのファン文化やアイドルシステムを確立しました。


 特に「H.O.T」のデビューアルバムである「We hate all kind of violance…」は、最近のアイドルたちにもたくさんリメイクされるほど、韓国の国民的な楽曲をたくさん含めているアルバムです。

おすすめ曲
・Candy
・戦士の後衛
・個性時代



03. 東方神起(TVXQ)- Mirrotic (2008)

「Mirrotic」

「Love in the ice」

  初期のK-POPは、J-POPの影響をたくさん受け、R&B、バラードなど、コードとメロディーを重視する曲を多く取り入れていました。

 SE7EN、BOAなど、日本での活動を本格的に始めた先輩アーティストたちの影響もあり、当時のK-POPアイドルは日本の作曲家と活発に交流するのはもちろん、メロディーライティングが上手いベテラン作曲家の曲を歌うことも多かったです。リズムとラップがポイントとなる今のK-POPアイドルに比べると、かなりメロディカルな曲が多いことがわかると思います。

 その中でも特に、5人体制の東方神起の最後のアルバム「Mirrotic」は、平成のJ-POPのような綺麗なメロディー、K-POPらしい派手なパフォマンス、メンバーたちの素敵な仮装力が完成され、「完璧に近い」アルバムに仕上がっています。

 タイトル曲のMirrotic(曲1)、Wrong Numer、Love in the ice (曲2)など、素敵な楽曲がたくさん聴けるアルバムです。

おすすめ曲:
・Mirrotic
・Wrong Number
・Love in the ice


04. G-Dragon - COUP D'ETAT(2013)

「ピタッカゲ」

「Who You?」

 ヒップホップ、EDMに基づいた今のK-POPサウンドはすべてG-Dragonから来ている、と言っても過言ではないぐらい、BIGBANGとG-Dragonの登場はK-POPの新しい時代を開きました。

また、最近はメンバーが作曲、作詞など、音楽のプロデュースと企画に関わる「セルフプロデュース」アイドルが当然なことになっていますが、その始まりもG-Dragonです。

彼の2番目のアルバム「COUP D'ETAT」は、しっかりヒップホップ、ラップミュージックをベースにし、ロックをハイブリッドさせた「ピタッカゲ」(曲1)、Dubstepをハイブリッドさせた「R.O.D」、ジャズ、ファンクなどをハイブリッドさせた「Who you?」など、彼が追求してきたラップミュージックを表現しづつも、ポピュラーさをしっかり表現するため、さまざまなジャンルをミックスする実験を行っています。

その結果、ジャンルファン達にも、アイドルファンたちにも高く評価されたのはもちろん、発売から約10年が経った今も流行りに乗らずトレンディーな印象を持っています。

おすすめ曲:
・COUP D'ETAT
・NIlliriya
・ピタッカゲ
・Who you?


05. Wonder Girls - Wonder World (2011)

「G.N.O.」

「Be My Baby」

 「WonderGirls」は韓国、アメリカでを中心に活動したアイドルである分、日本では他のアイドルのように知られてないかもしれませんが、韓国では解散してしまった今もなお「国民的アイドル」のような存在です。

 プロデュサーJYPさん(NijU、StrayKidsなどプロデュサーで知られているアーティスト出身の音楽プロデューサ)の音楽的好みが強く反映され80、90年代のレトロサウンドをメインコンセプトにし、「Tell me」という二度とない大ヒットソングで安定的にシーンに定着した「Wonder Girls」は、より音楽的にも、コンセプト的にも成長したアルバム、「Wonder World」を発表します。

 「Wonder World」は、レトロサウンドに基づき、ハウス、ディスコ、ロック、ヒップホップなど、まるで映画「Saturday Night Fever」を見ているよう、楽しくてクォリティーの高い曲が多く、今だにK-POPサウンドとしていいリファレンスになれる曲をたくさん収録しています。

おすすめ曲:
・G.N.O
・Be my baby
・Me, in
・Sweet Dream
・Stop!
・Super B
・Act Cool


みなさん、いかがですか?
初めて聞いたアイドルや曲もたくさんあったかと思いますが、今回はK-POPの歴史的に大事だったアルバム、そして音楽的に素晴らしいクォリティーを見せてくれたアルバムを中心に10枚のアルバムを選んでみました。(6枚目から10枚目の後編記事も楽しみにしていてください!)

今日もK-POPサウンドを研究しているDTMerのみなさん、
K-POPアイドルを目指して一生懸命チャレンジしているみなさん、
この10枚のアルバムを聴いてみるのはいかがですか?
そしてみなさんが選んだK-POPの名盤はどんなアルバムですか?

ぜひI'chiba'nにも教えてください!



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