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K-POP作曲家、アイドルを目指すあなたが知っておくべきK-POPアルバム10枚 (6~10)


みなさん、こんにちは!
I'chiba'nのハンです!

本日の記事は、前回に続いて、
「K-POP作曲家、アイドルを目指すあなたが知っておくべきK-POPアルバム10枚」の後編です!

K-POPサウンドに興味があるDTMerのみなさん、
K-POPアイドルを夢見ているみなさんのために、
歴史的、音楽的に大事なアルバムを10枚みなさんに紹介します!

前回の記事をまだ読まれてない方はこちらから!




06. IU - Last Fantasy (2011)

「You & I」

「별을 찾는 아이 (星を探す子供)」

 K-POPシーンにアイドル文化が定着されてから、グループでデビューするアイドルが多くなりました。もちろんグループ出身のソローのケースは増えてきていますが、初めてのデビューはグループであることが王道のようになってきています。

 その中、IUは15歳の歳でバラード歌手でデビュー、路線を変えアイドルになり、そこで集めたファンをベースにまたソローアーティストとして大きい成功を手に入れました。

 「Boo」「Well…」など、明るくて可愛い女子高校生らしい曲をたくさん出してきた彼女ですが、2番目のレギュラーアルバムだった「Lost Fantasy」では韓国の有名作曲家、アーティストの先輩たちと手を繋ぎ、かわいさより自分の音楽性、歌唱力を強調できるるアルバムに仕上げました。

 「Lost Fantasy」は、「大人になった少女」をコンセプトにし、ジャズ、バラード、そしてアナログサウンドをたくさん使用し、エレクトロサウンドがトレンドだった当時のK-POPシーンに大きい反響を与えました。

 少女から大人へ、アイドルからアーティストへ、IU本人にとってキャリア的にも大事な返還点だった当アルバムは、「まだ完全に成長してない、微妙な時期の少女」を独特な雰囲気とサウンドで完璧に表現し、アイドルを超え、アーティストとしての成功の可能性を証明しました。

おすすめ曲
・비밀 (秘密)
・별을 찾는 아이 (星を探す子供)
・너랑 나 (You & I)
・4AM


07. After School - Virgin (2011)

「Shampoo」

「When I fall」

 完璧なパフォーマンス、各曲に入っているストーリーとコンセプト、K-POPアイドルを代表するいくつかの特徴です。

 AfterSchoolはマーチングバンド、ポールダンス、タップダンスなど、毎回新鮮なパフォーマンスを見せてきたグループです。

モーニング娘。の大きいファンだったプロデュサー、「ハン・ソンス」(Pledis Entertainment、現在Seventeenなどが所属)は、Afterschoolを通して日本のアイドルが持っている入学・卒業制度やJ-POP特有のコードとメロディーを大事にする音楽を再現させようとしました。

 「Shampoo」ではタップダンスを使い、今まで他のアイドルがしたことない独特なコンセプトを見せたのはもちろん、日本の有名作曲家であり、ミュージシャンである「DaishiDance」の曲である分、J-POPの高い音楽性もしっかり取り入れ、音楽的価値の高い曲に仕上がりました。また、作詞家ではなく詩人を作詞に担当させ、他のK-POP曲では聞けなかった綺麗な歌詞も当時話題になりました。

 アルバム「Virgin」は商業的成功は得られなく、静かに終わってしまったのですが、ダンス、バラードはもちろん、今までのK-POPで聞けなかった渋谷形、トランス(Shampoo)、ビッグバンド(Bang!)などのジャンルにチャレンジし、多くのK-POPファンはもちろん、「Billboardが選んだ2010年代最高のK-POPミュージック」の46位に「Shampoo」が選ばれるなど、評論家たちからはその価値を認められたマスタピースです。

おすすめ曲:
・Virgin
・Shampoo
・PLAY UR LOVE
・WHEN I FALL


08. EXO - Obsession

「Overdose」

  EXOの登場は、当時K-POPシーンにとても大きい反響を与えました。
 メンバーが多い分、より派手なパフォマンスができたことはもちろん、SM Entertainment(少女時代、Red Velvet、aespa、Super Junior、東方神起などが所属した韓国大手エンタテインメント事務所)のユニバス世界観が確立できた時点でデビューした分、より綺麗に型付けられたコンセプトの楽曲を発表し、音楽を超え社会現象と呼ばれるぐらいの波及力でした。

 その中でも「Overdose」は、EDMサウンドをメインにし、耳が痛いほどたくさんの音を入れ込んだ”Maximalism”なサウンドがトレンドだった時期にヒップホップベースのミニマルなサウンドと、パニング(音を左右に振ること)をギミックとして活用、過服用した薬のような夢幻で新鮮な印象をK-POPのファンたちに披露しました。

おすすめ曲
・Overdose
・Jekyll


09. SHINEE - Odd(2015)

「View」

「An Encore」

 SHINEEの4番目のレギュラアルバム「Odd」は、多くのK-POPファンから名盤と呼ばれている作品です。

「Odd」というタイトルのよう、不思議で神秘感のある夢幻的サウンドの当アルバムは、少年を超え、少し曖昧なコンセプトが続いてきたSHINEEに新しいアイデンティティを作ってくれたアルバムです。

 SHINEEのアルバムを一枚だけ紹介するなら、考えることもなく「Odd」、という話もあるぐらい、「Odd」はSHINEEの大きいコンセプトである神秘感を確立させたアルバムです。

 Future Houseジャンルを取り入れた「View」をタイトルに、SHINEEのデビュー曲だった「ヌナノムイェッポ」のPart.2である「Lovesick」,綺麗なメロディと歌詞で注目された「Encore」など、時間が経っても古く聞こえない多くの曲がたくさん収録されたアルバムです。

おすすめ曲:
・View
・Lovesick
・Encore


10. BTS - Map of the soul (2019~2020)

レギュラアルバム「Map of the soul:7」、ミニーアルバム「Map of the soul:Persona」を含めて、「Map of the soul」に表記しました。

「Boy With Love」

「ON」

 「Map of the soul」はデビュ以来、色々な哲学理論を楽曲にしてきたBTSが本格的にグロバル市場を狙って発表したアルバムです。
「Map of the soul」はカルロスユングの精神分析論をモチーフにし、自分のペルソナを見つけていく内容となっています。K-POPの音楽市場がどんどんインスタント化され、無意味な歌詞や音楽性よりサウンドの派手さだけを追求している傾向が増えた最近、BTSのこういうアプローチは音楽性と収益性を両方でお手本になっています。

 海外のアーティストHalseyとのコラボで大きくヒットした「Boys with love」、マーチングバンドサウンドを選び、今まで聞けなかった「ON」など、より音楽的に成長したBTSのプロデュース力を確認できるアルバムとなります。

おすすめ曲
・Boys with love(with. Halsey)
・ON
・Mikroscope
・Make it right


みなさん、いかがですか?
これで10枚、全てみなさんに紹介いたしました!

こちらの10枚は、日本のX-JAPAN、Mr.Childrenのように、
国民的に愛され、当たり前のようにみんなが知っている曲です。

K-POP市場を夢見ているみなさん、
みなさんのベストアルバムはなんですか?

コメントに書いてください!🙏



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