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040 【セルフコンディショニング】①筋肉の特性

セルフコンディショニングと聞くと、なんだか難しそうなイメージが湧きますが、何も特別なことはなく、実際は自分でやるストレッチも充分なセルフコンディショニングだと言えます。

ちなみにセルフコンディショニングは必要か?と問われると、僕は水球選手も一般の方も関係なく必要だと思います。

筋肉が硬くならないように努め、一定(さらにはそれ以上)の関節可動域を備えていることで、暮らしが豊かになったり、専門競技のパフォーマンスを向上させることができます。

もっと言うと、それは筋肉を鍛えることより優先されるべきことだとも僕は考えています。

常日頃からセルフコンディショニングで関節可動域を保ち、さらには向上させるのです。

とはいえ、理解が進まないと納得して物事をはじめることもできないので、今回はまず、筋肉の大前提を先に話します


筋肉の基礎知識

筋肉には骨を動かす重要な働きがありますが、すごく大切なのは筋肉には表と裏の関係があるということです。

例えば肘を曲げると伸ばすは相反する動きですよね?当然それぞれの動きを受け持つ筋肉も、相反する関係を持っています。

次に筋肉自体の動き。これはいたってシンプルで、縮むか伸ばされるか、たったこれだけです。厳密に言うと違うのですが、分かりやすく理解するためにここでは「縮むときに力が発揮され、骨が動く」みたいなイメージをまず持ってもらうといいでしょう。

ここまでの話をサラッとまとめると、筋肉には裏表の関係がある相手がいて、縮んで力を発揮するということです。

では、一方の筋肉が縮むときに、その裏の役割をもつ筋肉も同時に縮んでしまったらどうなるでしょうか?

肘の動きで例を挙げると、力こぶの筋肉が縮むと肘は曲がり二の腕の筋肉が縮むと肘が伸びるという裏表の関係が成り立っているわけですが、お互いが同時に縮むと、骨を裏と表それぞれの筋肉で引っ張りあうことになるため、綱引き状態で骨は動けなくなりますよね?

それでは人の動きは成り立ちません。

だから、人体はそんなことにならないように、一方の筋肉が縮もうとするときは、その反対の筋肉は伸ばされるというルールを基本的に備えていて、それで人の動きがはじめて成り立っています。

これを 【相反性神経支配】 と言います

今回はここまで。ぜひ覚えておいてくださいね
それではまた!

#ストレッチ #関節可動域 #水球

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