真似をするときには、その形ではなく、その心を真似するのがよい。
渋沢栄一
自己分析で、明言集を見て心の響くフレーズを書きだすというワークに取り組む中で、この言葉が非常に印象的でした。
新1万円札の肖像画になっているからか、大河ドラマで扱われていたからか、はたまた必死に仕事を覚える日々を送っているからか。
素っと心に入ってきました。
Perplexityにこの言葉の意味を聞いてみました。
単なる模倣ではなく、本質を捉え、それを自分の文脈で再解釈し実践する。
簡単に書いていますが、これが一番難しいのではないか?と思います。
指示されたことをするのだけでも精一杯で、本質を捉えるなんてまだまだ出来ていないと感じています。
たしかに上司から指示されたことを、上司に言われたとおりにすることは脳死状態でもできることです。
自分で何も考えず、ただ言われたことをしたときはあまり記憶にも残らないですし、何よりもその業務を楽しいと感じにくいです。それに、仮にその業務が非常に無駄であったとき、何も考えていなければ自分は何にも繋がらない無駄なことをしていたということになります。
本質を捉える為には、「なぜ」と常に問いかける必要があると思います。
なぜその業務をするのか、なぜ上司はこう言っているのか、なぜお客さんはこの資料の提出を求めているのか、なぜこの仕様や機構は必要なのか。
「なぜ」と繰り返し問いかけることで、物事の本質を捉えやすくなるのではないでしょうか。
まずは、形を真似する。
形を真似しながら、その行動の意味や理由を考える。
物事の本質を捉えようとする。
一朝一夕で出来るようになれませんが、地道に牛のようにコツコツと取り組んでいきます。