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【積読消化】まとめて紹介・感想編

いちばん驚いているのは、このシリーズを最後に投稿したのがもう1年以上前ということ。そんなに書いてなかったのか……(困惑)

積読自体は、実は去年にほぼ済ませまして。あとは、過去に美術展に行った時に勢いで購入した図録をそのままにしているので、それを読むくらい。ただ、感想のメモ書きを、夏ごろに断捨離した時にだいぶ捨ててしまったために、もう自分が何を読んだのかうろ覚え状態に……やっちゃった。

まぁ、それでも。残ってるメモ書きと、うっすら残ってる記憶と。実際、今日も1冊読んだので、久しぶりに更新したいなと思いまして。今回は3冊紹介してまいります。

まずは、大石洋子さん著、『宇宙一ワクワクするお金の授業』。

こちらはAmazonプライムリーディングで読了。『お金の授業』というタイトルではありますが、投資の仕方や貯蓄の方法ではなく、お金にまつわる考え方に焦点を当てたものです。
全般的に、いわゆるポジティブシンキングについて語られており、自分がお金や対人について持っているネガティブな感情・思考を、ポジティブなものに変換していくことが、良い流れを引き寄せる。ここがこの本の一番のポイント。
まぁ……この手の本は、どうも根拠とか”なぜそうなるのか?”が見えてこないので、タイトルに引き寄せられ、投資や貯蓄に就いて学ぼうとしていた自分としては、うーん……となる内容ではあったのですが。ただ、こういう力強さは大切にしたいなぁ、とも思いまして。
とくに”お金は循環するもの”、”欲に忠実になる”、”他人の良い面を見つける”、”今やっていることには意味がある”という考え方は、意外と忘れがちだなぁ。昔は「お金は使うことに価値がある」と思っていた側なのに、最近はどうも守りに入っていて。でも、自分の人生ですし、楽しいことに使わないともったいない。そして、今の仕事だって、本音では続けたいと思えないのですけど、きっと縁があったから就けたわけで。そこから派生していくものだって、きっとあるはず。
本書には、デカデカと「お金ならあるある!!!どこまでも!!!」と力強過ぎるメッセージで締めくくられます。まぁ、臨時収入や昇格などが起こるとは考えてませんけど、この力強さを少しずつ真似したいですね。「お金ならある」は、心の中で唱えてみようかなとちょっと思っております。そして、心がふてぶてしいくらいに強くなれたらいいな、と。本心では、臨時収入も賃上げもウェルカムです。はい。

次は、谷尻かおりさん著、谷尻豊寿さん監修。『改訂3版 これからはじめるプログラミング 基礎の基礎』。

プログラミングの内容というよりは、パソコンに何をどう命令したらいいのか?そのための流れや、論理構造の仕組みは?というところに焦点を当てた本です。内容は……1年前に読んだっきりなので、うろ覚えですが。
たしか、ベン図が登場したり、実際にプログラミングのコードになる前の言語化した状態のものが載っていましたね。
パソコン(というよりはCPU)は、あいまいなことを認識できません。他人にお願いする時に言う「それ取って」も、パソコンにとっては理解困難な命令になるのです。自分も「それ取って」と言われると、「え……どれ……?」となるので、実はパソコンだったのかもしれません。
話がそれましたが。自分がパソコンにお願いしたいことを、こちらが希望した通りに動いてもらうために、どう命令したらいいのか?ここが、この本を超えてプログラミングそのものの、一番根幹をなす考え方。プログラミングを学びたい!エンジニアになりたい!という人ならば、一度は触れてほしい内容の本でした。

3冊目は、森洋子さん著、『ブリューゲルの世界』。

当時、ブリューゲルの展示会があったのですが、いろいろと迷っているうちに期間が終わりを迎えてしまったので、せめてと思って購入したもの。……積んでましたけどね。はい。
あまり知らなかったのですが、生前も死後も評価が高い画家であったのにも関わらず、意外と詳細が分かってないことが多い。いつ生まれたのか、そして何歳ごろに亡くなったのか?という点は、まだ解明されていないそうで。
いろいろ読んでいくうちに思ったのは、教養と思想を、自身の天才的な筆運びで、キャンバスに落とし込んでいたのかなぁ、と。『キリストと姦通女』は有名な宗教画ですが、女側をみだらに描くのが多いのに対し、ブリューゲルは逆に改心した慎み深い女を描いたり。まだ身分制度が非常に強かった時代、農民の祝祭を無秩序なものとして描かれていた頃に、むしろ秩序のある楽しみ方をした農民を描いたり。人文主義的であり、人々の労働を尊いものと捉えていたであろうブリューゲルの、思想家にも似た一面を見たような気がしました。
そして、人間関係もすごい。祖母も妻も、さらに子どもから孫まで、だいたいが画家。次男のヤン・ブリューゲルにいたっては”花のブリューゲル”と呼ばれ、富を築いたとのこと。その他の人物に関しては、こちらのサイトで解説されていたので、引用させていただきます。

まだまだこれからも、研究によってブリューゲルの一面が明らかにされ、それがまた人を惹きつけることだと思います。あー、今度こそは展示会に行きたい。

また、いろいろと思い出したり、読み終わったら、この【積読消化】シリーズを更新したいと思います。極端に読む頻度が下がりましたが、一応ちょくちょく買ったり、kindleでダウンロードしているので。まぁ、積むんですけども……学べよ……。

ここまでお読みいただきありがとうございました。目標は、今年中に海北友松とエッシャーの図録を読み切ることです。


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