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過去と向き合う-幼少期の傷は一生癒えない

過去と向き合う苦しさと悲痛。
もうとっくに乗り越えた。
強くなれたと思ったのに。

大学生になって診断されたうつ病と不安障害。
そしてADHD。

それをきっかけにちゃんと自分と向き合ってみようと思いました。

いじめについての記事になります。
苦手な方、トラウマのある方等は避けた方がいいかもです。


幼少期の度重なるいじめをきっかけに
私は壊れてしまった。

前に進みたいのに結局、過去に足を引っ張られる。
自分が弱いと思いたく無い。
些細なことも耐えられなくなるくらいに私を破壊した人が悪い。
そう思わなければまた壊れてしまう。

私は小学1年生の時いじめに遭った。
それも今思い返したら
6歳の子供にこんな残酷なことをできるのかと
恐ろしくなるようなものだった。


まさに私は「奴隷」で、彼女は「女王」だった。
命令に従わなければトイレに監禁される。
休み時間に木の枝を渡され私は蝶々を全て亡きものにするように命じられた。

こんな残酷なこと、したくなかった。
でもしなければその刃は私に向くだけだ。
葛藤と罪の意識。
小さな命より、こんな醜い「自分」を優先した

「私は最低な人間だ。」
子供ながら自分を責めて否定して
それでも毎日必死に生きて
自分を守ることで精一杯だった。

大人は守ってくれなかったから。
先生も、お母さんも、お父さんも
みんなみんな私が悪いという。
いじめられるのは、私に非がある。
そう言われた。

毎日忘れ物をする、宿題をやりたがらない
すぐ泣く。のろまで要領が悪い。
だからいじめられるんだよ。って。

ある日私は「女王」の命令を守らなかった罰として
ギザギザと木の枝が伸びている低木の間を
往復で何度も何度も押された。
体は傷だらけになった。

それでも飽き足らず、
放課後、暗くて寒いトイレに2時間監禁された。

ようやく5時になり、解放され安堵して
母のところに向かった。
泣きつきたかった。抱きしめて欲しかった。

そんな思いも知らず母は言った。

「自分勝手なんだよ。迎えに来ているのに。
習い事に遅れてしまうでしょ。」

期待した自分が馬鹿だと思った。
大人はみんな汚い。

そして全部全部私が悪い。
いじめられるに値する命だ。
罰を受けるべきなんだ。

そう思い込むことで
自分の心を守った。

これが私が心を閉したきっかけに過ぎない。
受けたいじめはこれだけではない。

それはまた今度少しづつ向き合っていく。


幼い頃に負った傷は一生癒えることない。
今でも鮮明に記憶が呼び起こされて、
現実から解離されて
6歳の私が泣いている。怒ってる。

きっと加害者はとっくに忘れて
のうのうと生きてる。
世の中不平等で空虚だ。

今まで過去の出来事に蓋をして、
平気なフリして生きてきたけど
もうそんなことはしたくない。
本当の意味で乗り越えて強くなりたい。

-END-



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