見出し画像

繊細なことは悪くない❶– 敏感すぎる自分との付き合い方

今でこそ適当人間を自負できるまでになったわたしですが、かつては能力以上を自分に求め、他人には気を使いすぎてしまう、いわゆるHSPといわれる気質の持ち主でした。些細なことでメンタルをやられてしまうので、日々最悪の事態を想定してものごとに臨み続け、ある時ついに疲れ果ててしまった。少々のことには鈍感になる努力をして、今日に至ります。

繊細なことは決してネガティブなことではありません。人間の生活がもっと死と隣り合わせだった頃、危険を察知できない者は、野生動物に襲われり、食べてはいけないものを食べて簡単に命を落としたでしょう。そんな時代における繊細さとは、生き延びるためのアンテナを果たしていたんじゃないと、夫が言ってくれたとき、はっとしました。

現代は日々命の危険に晒されるなんてことはなくなりましたが、人間関係は複雑化しネットワークによって情報過多になったと言えます。アンテナの感度が良すぎると、重要度の高いものからそこまでなものまで、身の回りのもの全てを受けとってしまうのかもしれません。その結果、脳=心が働きすぎて疲れてしまう。

アンテナの感度をうまくチューニングできるようになることが、自らの繊細さと付き合っていくカギであったように感じます。

#hsp
#繊細さん

この記事が参加している募集

#スキしてみて

526,895件

#私は私のここがすき

15,698件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?