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ワインブドウの収穫

9月から10月は、ワイン葡萄の収穫シーズンです。
収穫は、まず白ブドウから始まり、その後黒ブドウに移行していきます。今年は降雨量が少なく、夏の気温も高かったため、高品質のブドウが各地で収穫されているようです。
しかし、気候の恵まれた状況でも、ブドウは病気にかかることがあります。収穫時によく見られる病気としては、ブドウ晩腐病と灰色かび病があります。ブドウ晩腐病は、青い果実に発生し、黒い斑点が現れ、後にコルク化します。一方、灰色かび病は、果実に灰色のカビが発生します。
収穫作業では、病気にかかったブドウの粒や未熟な葡萄の粒を一つ一つ選別しながら作業を行います。ブドウ晩腐病の粒はコルク化する前にお酢のようなにおいがあります。このようなブドウが混入すると、ワインの醸造に悪影響を及ぼすため、注意が必要です。ブドウ農家は、1年かけて丹精込めてブドウを育て、美味しいワインを作り、お客様に提供したいという情熱を持っています。
このため、病気にかかった木のワイン葡萄の収穫作業には、非常に時間がかかります。木からブドウの房を摘み取り、丹念に観察して病気にかかった粒を取り除く作業を一日中繰り返しています。
美味しいワイン作りには手間がかかりますが、その分ワインの価格も高くなります。高品質なワインには、その裏付けがあります。
と述べましたが、ブドウの収穫作業は楽しいものです。あっという間に一日が経ってしまいます。ワイン葡萄の収穫に一度参加してみることをお勧めします。その後のワインは格別な味わいとなること間違いありません。